過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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94:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/08/31(金) 15:01:00.25 ID:kOOSaGzk0
>>93

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「ロキ」

大学の廊下で、ロキを取り巻いていた悪友の一人が声を掛ける。

「アイシャ、随分懐いてるらしいな」
「まあなー、ありゃあ数学のミューズの化身だ。
並の上級生じゃ歯が立たない、帝王でもなけりゃあな」

「いやー、まだまだいるモンだなぁ、実際どんなだニューヒロイン」
「俺も歳感じちまうよ。頭が柔らかい、思い切りもいい。真面目な努力家」
「そこん所はなロキ」
「んだよ。それに、あのインスピレーションは天性のモンだ。こればっかりは」

「ひゅうっ、ロキがそこまで言うとはねぇ」
「飛び抜けたインスピレーション、いたよなぁ」
「ああ、燈馬の事か」

「そうそう、あのインスピレーションはそれこそ天性のモンだったよな」
「燈馬か、確か、アイシャと同い年ぐらいだろ」
「そうそう、もしこれから戻って来たらアイシャと並ぶかもよ燈馬」
「おいおい、何その新旧対決」
「いやー、いくらなんでも燈馬のは別格だろそりゃアイシャもかなりのモンだけどー」

エバを残し、悪友達はちょっとしたパーティーに向かってロキの側から立ち去っていく。

「ったく、あいつら…と…」

ぶつぶつ言いながら、二人は角を曲がる。

「アイシャ」

声を掛けたエバにアイシャがぺこりと頭を下げる。

「聞いてたか」
「はい。私自身、ここに来てから直接比べられた事も何度もあります。人種の事もありますから」

アイシャが、黒髪を摘んで答えた。


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