過去ログ - シスター「さて、今日も吸血姫様に私の血を捧げる時間ですね。」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/16(木) 00:30:10.63 ID:c9oUU86DO
昔の私は、もっと冷血で残酷な吸血鬼だった……

人間の子供をさらって来ては、いとも簡単に殺してしまう……


………いや、本当はただの寂しがり屋だったのかもしれない………


私が血を吸って殺した相手は、闇によってその死体が魔物と化する

動く死体の魔物……つまりゾンビと言うワケだ

ゾンビとなった人間達は、私の忠実な下部として永遠に私の傍に仕えてくれる……

私は、一人じゃなかった………



でも、そこへ現れたのはこのシスター……
シスターは鎮魂歌を歌って、私のゾンビ達を成仏させてしまった……


吸血姫「嫌!!私を一人にしないで…………」

ゾンビだけが話し相手だった私にとって、ゾンビ達が消えることは………


吸血姫「一人ぼっちは………いや………」




シスター「ならご安心を。私が吸血姫様のお傍にいれば、吸血姫様は一人で寂しい思いなどしませんから!」


シスターの力強い言葉………

吸血姫「うるさい!!

お前ら人間が!!たった100年しか生きられない人間ごときが、私の孤独を満たせるとでも言うのか!!?不老不死でもない、ゾンビ以下のお前らが……!!」


私は冷たく引き離した……

吸血姫「………そうだ。悲しむ事などない。もう一度、ゾンビを作ればいいのよ。
貴方、確か私の傍に居てくれるんでしょ……?」

シスター「……はい……私が……一緒に……」

吸血姫「そぉ……ありがとう。なら、今すぐに私の下部にしてあげるわ!!」

ガブッ!!

シスター「ん!!………あ…あ……」


私はシスターの首に噛み付いた……
シスターを殺すつもりで………


…………ぎゅっ

吸血姫「!?」

でも…………シスターはそんな私の体を優しく抱きしめてくれた………


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