過去ログ - 魔法少女ほむら☆マギカ〜私の居場所〜 明るい魔まマほむらルート
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/20(月) 00:00:44.78 ID:dS5B0SFIo
 『だったら、死んじゃった方が良いよね』
 「死んじゃった方が良いかな……」
 『そう、死んじゃえばいいんだよ』
 「死んでしまえば……」

  ふと我に返って周囲を見回すと、夕焼けの街並みが訳の分からない異形の世界へと変貌していた。

 「な、何、何なの……!?」

  地面から異形の怪物達が湧きだして、ほむらの元へと迫ってくる。

 「ひいっ!? い、いや、いやっ!! こないで!!」
  逃げようとするが、恐怖のあまり足がもつれて倒れこんでしまうほむら。
  怪物たちが哀れな仔羊をその毒牙に書けようとしたその時。

  金色に輝く銃弾と眩いピンク色に輝く光の矢が怪物達に着弾して消し飛ばした。

 「もう大丈夫だよ。ほむらちゃん」

  そう言ってほむらの前に降り立った二人の少女。
  魔法少女鹿目まどか。
  魔法少女巴マミ。
 「行くわよ。鹿目さん」
  手にしたマスケット銃を構えながら、マミがまどかに言う。
  まどかは魔法の弓に光の矢を番えながら、ほむらに微笑んで口を開く。

 「いきなり秘密がばれちゃったね。クラスのみんなにはナイショだよ!!」
  マミの撃った弾丸とまどかの放った光の矢が凱旋門の形をした魔女を消し飛ばす。
  ほむらは目の前で起こった出来事に呆然となるのだった。

 「ほむらちゃん、立てる?」
  そう言って微笑むまどか。

  呆然としているそほむらの目の前には、幼いほむらが大好きで憧れたアニメのヒロインのように、いつも元気で明るくて誰にでも優しい、本物の正義のヒロインが立っていた。

                                                                                             つづく


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