187:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/07(金) 21:31:00.09 ID:PQlt3vyDO
 ならば、今目の前にいる、マミ自身の願いとはなんだったのだろうかと、まどかは気になり、聞いてみたくもなった。  
 しかし、その『願い』というのは、その人のとても大切なものような気がして、直接聞くことはためらわれた。  
  
  
 でも  
  
  
 まどか「マミさん!」 
  
  
 これだけは聞きたかった。  
  
  
 まどか「マミさんは、どうして戦えるんですか?」 
  
  
 少し、踏み込みすぎたかもしれないが、まどかにとってはあくまでもギリギリのラインをついたつもりであった。  
  
  
 願いは一度叶ってしまったら、お終いだ。 
 重要なのは、そこから戦い続けられるかどうかなのではないかとまどかは思う。 
  
  
 まどか「ごめんなさい、急に変なこと聞いちゃって。」 
  
  
 だからこそ聞いてみたかった。  
 何故、マミがそこまで戦うことができるのかと。  
  
  
 まどか「私って、あんまり自分で誇れるようなことなんてなくて。だから、ただ漠然と人の役に立てたらいいなって思ってたんです。」 
  
  
 力もなく、特別な目的もない。  
 ただひたすらに、普通の日々を送ってきた自分に、突然、『何かできるかもしれない』という可能性が飛び込んできた。  
  
  
 しかし、それでも自分は答えを出すことに踏ん切りがつかなかった。  
 命を懸けた願いと、命を懸けて戦うこと、その意味の重さを自分は理解できていないと思ったからだ。  
  
  
 しかし 
  
  
 まどか「マミさんに守ってもらったりしながら、魔法少女体験だって経験するうちに、自分は何をやっているんだろうって思っちゃったんです。」 
  
  
 例えば、さやかは戦うということがどういうことなのかを考える際は、幾分か前向きな考えでもって悩んでいた。  
  
  
 しかし、自分はどうだったのだろうか? 
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