367:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/25(火) 22:43:43.07 ID:Rwkn3+0DO
ポイっと投げられた男は、クロに向かい走ってきた男三人にブーメランのように直撃し、絡み合いながら地面に倒れた。
クロ「やっぱ片手じゃしんどいわ……」
左手で額の汗を拭う仕草をしながら、ダルそうな顔をしたクロは、そのまま、まどかの側にやってきた。
クロ「ケガは?」
ぶっきらぼうに、言いにくそうにクロは、まどかに尋ねた。
目をパチクリさせたものの、まどかは笑って大丈夫と答えた。
それが、クロの心からの優しさであることくらい、分かってきたからだ。
「お兄ちゃーん!」
クロ「あだっ!」
まどか「かぐらちゃん?」
クロの頭の上に、突然張りついたのは、小さな黒猫かぐらであった。
かぐら「もぅ、置いてくなんてヒドイよ!」
クロ「分かってやるから、とりあえず頭から降りろ」
頭の上にびったりと乗っかったかぐらはブーイングをあげ、クロは腕を組んでしかめっ面をする。
そこに「待てって!かぐら!」と虎猫のほむらも駆け込んできた。
クロ「お前らな、勝手についてきてんじゃねーよ」
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