438:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/10/01(月) 20:14:59.90 ID:Fs0Fl9oDO
恭介「迎え?看護婦さんはどうしたのかい」
さやか「いや、なんか……、その、『行ってこい』って言われて……」
少しだけ、俯いて恥ずかしそうにモゴモゴと口を動かしているさやかに、恭介は大体の察しが付く。
大方、自分たちの中を深読みした看護婦が、からかいがてらにさやかをよこしたのだろう。
少しだけ、恭介は苦笑した。
恭介「ありがとう、よろしく頼むよ」
さやか「うん」
さやかは、嬉しそうに頷いき、近寄って車椅子のグリップを握った。
軽い揺れを感じる、ゆっくりと動かそうとするさやかの優しさを感じる。
本当に、いい友人を得たのだと思った。
さやか「恭介、なにか嬉しそうだね」
恭介「そ、そうかな?ハハハ」
色々悩む言葉をかけられたものの、やはりあの黒猫との出会いは自分にとって嬉しいものだったのだろうか。
自分が顔にでやすいタイプの人間だとは思わず慌てて誤魔化した。
恭介(さすがに、サイボーグの猫に会ったなんて事は言えないよな)
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