53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/08/22(水) 21:59:33.88 ID:zWJQ0XIDO
戦いの後、いつのまにか世界は見覚えのある風景に戻っていた。そして、混乱する、まどか・さやかの両名の為に今は説明が必要とマミは判断し、彼女達を自らの住むマンションにまで招待することに決めた。
まどか「魔女?」
さやか「使い魔?」
クロ「結界?」
三者三用の言葉を呟きと同時に二人と一匹は首を捻っていた。
絶望を撒き散らす『魔女』、実際に害を為す『使い魔』、そして、人を引きずりこみ二度と出ることは叶わない『結界』。
さやか「少し、信じがたいというか・・・。」
と口では言いつつも、その全てを実際に見てしまっている彼女はファンタジーを現実として受け入れざるを得ない事を悟り、力なく座り込んでいる。
クロ「相当なファンタジーだな。魔女に、魔法少女ってのも。」
クロはボンヤリとしたような表情で、何故かまどかの膝の上にいる。
まどか「・・・じゃあ、マミさんは、ずっとあんな凄いのと戦っていたんですか?」
マミ「えぇ、でも、あれはまだ使い魔。上にはもっと強力な魔女もいるわ。」
感嘆するまどかに対して、諫めるように現実を言葉として伝える。
だから、と彼女の言葉は続いた。
マミ「ちゃんと、考えた方がいいわよ?魔法少女になるなんて。」
そう、ここに彼女達が集められた理由は、その案件がメインであった。
まどか・さやかの両名は先の戦いで助けたキュウべえから、魔法少女にならないかとスカウトされていたのだ。
─────しかも、『何でも願いを叶える』という条件付きで。
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