589:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/10/12(金) 22:53:18.33 ID:VPvfAYcDO
ガチャンッという激しい音が鳴る。
そして、反動で恭介は前のめりに倒れ、さやかに覆いかぶさるようにぶつかった。
それが、互いに強制的に身体を地面に伏せさせるような形になり、目前に迫っていた化け物達は彼らの頭上を飛び越していった。
そして、それらはそのまま『彼』の的になる。
クロ「ヒャッハー!!」
耳をつんざく歓声と、銃声。
小さな爆発音が重なり、最終的には空中から激しい爆風も感じた。
クロ「終わったぜ、お二人さん」
その彼女にとっては今一番聞きたくない声のする方をキッと睨むと、そこには左手にガトリングをつけたクロが倒れた車椅子の上でポーズを決めていた。
さやか「あんたねぇっ、もう、本当に信じられない!どういうつもりなのよ!恭介まで連れてきて」
クロ「ピーチクパーチク、るっせーな。後、その恭介だがお前の貧相な胸で溺死しかけてんぞ」
「何を!」と食ってかかろうとした彼女だったが、気付けば確かに恭介はその顔をさやかの胸に埋めていた。
身体の自由が効かない彼は先刻からずっとそのままだったようである。
さやか「ひゃああああ!?」
慌てて恭介の肩を掴んで離す。
現れたその彼の顔は全体的に真っ赤であり、鏡を持っていないが分からないが自分だって同じくらい赤い事は分かった。
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