603:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/10/14(日) 19:57:33.86 ID:hmV8JwfDO
まどか「ほむらちゃん…?」
ほむら「ここで待っていてあげて……クロのことを」
まるで昔の文集の感想を述べるような温かい感傷と痛々しいまでの懐古に満ちたその言葉を残して、今度こそほむらは駆けていった。
まどか「……」
その背中を、まどかはただ見つめることしかできなかった。
そして、ここにいても自分にできる事は『クロを信じて待つ』『さやかの無事を祈る』という事だけである事が無性に切ない事のように思えて、胸の辺りにそっと手をやった。
まどか「……お願い」
誰に願ったのだろう。
でもそれが神でない事だけは確かだった。
─────結界内
クロ「死ねぇぇぇぇ!!」
基本的には、死んだような沈黙を保っている魔女の結界という空間であるが、今はとんでもなく野蛮な暴言と、激しい銃声が響き渡っている。
クロの放ったガトリング弾は空気を引き裂きながら直進し目の前にそそりたつ巨大な積み木の山を粉々にした。
破片が降り注ぐも、クロは構わずその崩れる積み木の山を睨み付けている。
クロ「ちっ、外れか」
やがて、ガトリングの狙いと視線を外し周囲に注意を巡らせる。
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