61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/08/24(金) 00:32:07.98 ID:DZBRLQkDO
まどか「・・・じゃあ、ほむらちゃんは大切な人っているの?」
会話まで、止まってしまった気まずさから逃れるためなのか、そこまで言う彼女が何を考えているのか知りたくて、まどかは訊ねた。
ほむら「いるわよ。」
が、面食らっていた様子の彼女だったがその質問にはよどみなく答えた。
ほむら「命をかけて守るべき人と」
──そして
ほむら「世界で一番恋した男。」
───私には、ただそれだけ───
先程の冷たい空気も、消え去った。
そして、まどかは、彼女に話しかけることができなかった。
声をかけることがはばかられる程に、彼女のその姿は凛としていたからだ。
ほむら「もう一度言う。契約なんてやめなさい。」
そして、彼女はこう続けた。
ほむら「悩むことがあれば、あなたの傍にいる頼りになる存在に頼ればいいわ。」
そこだけ、彼女にしては柔らかい言葉で、忠告ではなく明らかな助言で、まどかの頭に残ることになった。
ほむらが去った校舎裏で、立ち尽くすまどかは、ほむらちゃんって恋したことあるんだ・・・、と少し見当外れの感嘆を覚えていた。
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