683:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/11/03(土) 19:51:51.77 ID:0JokThSDO
目が覚めた。
身体が重いのもほんの数秒だ。
そもそもそこまで深く眠りこけていたわけではなかった。
今から見回り、餌場とその他諸々──── 。
ここでは少しでも気を抜くと、そこから全てが崩れ去ってしまう。
だから、しっかりと自分が───というよりここに住む各々が栓を閉じなければならない。
そう、各々が
?
「おい!何また先に食ってんだよ!?」
「うるさいなー。そっちだってまた大声だしてるじゃないか」
声が聞こえる。
どうやら餌場の方からだ。どこぞの鼠が入り込んだかと思うが、自分は彼らの声を知っていた。
どうやら鼠ではなくて、イタズラ子猫のようだ。
あいつらは、また……
今度こそ叱り飛ばしてやらなければと思い、近づいていく。
─────そして
「おい」
そこで、『鹿目知久』は目を覚ました。
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