971:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/22(土) 11:51:13.25 ID:xGaoN6rDO
鼓膜に飛び込んで来た言葉に、脳ミソを殴り付けられたような感覚を覚えた。
遠退いていた五感が戻ってくる。
身体中にあった痺れのようなものも徐々にに引っ込んでいった。
タツヤ「パパー、ろうしたの?」
詢子「あれ?今日は私の当番だってちゃんと話したよな」
詢子と彼女に抱き抱えられているタツヤを視界にいれた時
二人の声をしっかりと聞いた時
知久はようやく、まともな呼吸をする事ができた。
詢子「ど、どうした!?そんなに疲れて……、ま、まさか熱?風邪!?大丈夫?!知久さん!!」
だが、今までの疲れの分が急にぶり返したせいか、非常に荒い呼吸を繰り返してしまっている。
その様子を見て、詢子は慌てふためいていた。
知久「大丈夫……だよ。ちょっと走ってきちゃった、から」
息も絶え絶えに、なんとか口元に笑みを形作れたのは半分は根性と半分は奇跡だったかもしれない。
詢子やタツヤは、心配そうにこちらを見ているが、その顔ですらホッとできる自分がいた。
詢子「ど、どうしてそんなに急いできたんだ?」
知久「ふぅ……今日は、まどかのお友達のためにパーティーをする日だろ?詢子さん、テンション上がってバイクを乗り回してるんじゃないかって心配で」
詢子「そんなに子供じゃないやい!!それに、もうバイクは卒業したんだ!!」
知久「でもこの前、ベッドの下にバイクマガジンって雑誌が」
詢子「ぬかった!?ち、違う、私はもう風にはならないと決めたんだ!」
タツヤ「ヤンママ?」
詢子「タツヤ!?それどこで覚えたんだ!?」
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