過去ログ - 春香「ねぇプロデューサーさん?」
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50:2/3[saga]
2012/08/24(金) 01:15:04.83 ID:+gymnPO2o
冷たい水が喉を、食道を過ぎ去り、身体全体に行き渡る。
胃のムカツキだとか、頭の痛みが少しだけ和らいでいった。
とはいえ、いまだに頭の中では除夜の鐘が何度も何度も鳴っているし、
胃の中では小さな悪魔が、フォークみたいな槍を翳して粘膜層をチクチクと刺している。
「気分は……悪そうですね」
「あ、あの……どうして事務所に……?」
そう言いつつプロデューサーさんを見ると、その姿に少しだけ違和感を覚えた。
その違和感とは、プロデューサーさんの容姿が変わっていることだった。
最近新調したと言っていた、ボタンや襟のデザインがお洒落なワイシャツを脱いでいる。
「あれ? どうしてシャツなんか脱いで…………ってまさか!?」
私の脳裏を、みだらな妄想が……。
『そ、そんな……恥ずかしいです………こんなところで』
『よいではないか、よいではないか』
『あぁ罪悪感と背徳感が同時に襲ってくるぅ〜〜』
ま、まさか……プププププロデューサーさんと、事務所でイケナイことを!?
「いやぁあああぁああ!!」
「こ、小鳥さん!?」
「あーららぁヒヨコが廻ってますぅ〜」
「だ、大丈夫ですか? シャツは……その、汚れちゃいまして」
「ナニで汚れたんですか!?」
「それはその……言わないほうが」
「私!? 私のなんですかぁ!?」
「え、えぇ……まぁ」
プロデューサーさんは言いにくそうにして、言葉を搾り出している。
顔を赤くするような、大っぴらに言えないような“私のナニか”で汚れたってことは!?
ってスラックスとかじゃなくてシャツが汚れたの!?
どんなアクロバティックな体位で……って何考えてるの小鳥ーッ!!
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