過去ログ - 春香「ねぇプロデューサーさん?」
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65:4/4[saga]
2012/08/24(金) 01:57:13.87 ID:+gymnPO2o
「はぁ」

「なんですか? 溜息なんて付いちゃダメですよ?」

「あぁスマンスマン」

「とりあえず、今は私のプロデュースに集中してくださいね♪」

「へいへい」

そうだった。
恋煩いの治療も大事だが、仕事にまで支障をきたすようでは、
荒療治として恋そのものを解消しなくてはならなくなる。

このくらいのことで溜息を付くようでは、小鳥さんを不安な気持ちにさせてしまうだろう。

しっかりしろ俺! がんばれ俺!
765プロ繁栄の為に! アイドル達の夢実現の為に!
そして、俺と小鳥さんの未来の為に!

「プロデューサーさん! スピードスピード!!」

「あぁスマン」

ただし勇み足だけは気をつけないと、春香のようにすっ転んでしまうかもしれない。
猪突猛進では周りが見えなくなってしまうからな。

アイドルのプロデュースと、小鳥さんのプロデュース、そしてセルフプロデュース。
よくよく考えてみれば人生はプロデュースの連続じゃないか。

ならば、俺がやるべきことは唯一つ。

「よーっし、頑張るぞ春香!!」

「それって何に対しての“頑張る”ですか? 仕事? 恋愛? それ以外?」

「全部だよ」

「そうですか……うん! 頑張りましょう!!」

春香は満面の笑みを浮かべて、小さく握り拳を固めた。

これから色々なことが起こるだろう。
もしかすれば、辛いことの方が多いと感じてしまうかもしれない。

しかしそんな時は、春香や律子や小鳥さんだけでなく、
社長を含めた765プロみんなの笑顔を心に思い浮かべればいいのだ。

さっそく思い浮かべてみた笑顔は、やはり小鳥さんのヘブン状態のものだった。

…………うん、頑張ろう。


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