過去ログ - さやか「…あたしだって、独りでできる」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)
2012/08/26(日) 17:50:51.96 ID:rxXXtK/AO

頬を二筋の汗が伝う。

ある夏の夕方、というには少々遅い、夕暮れ時。
あれほどけたたましく鳴いていた蝉はなりを潜め、代わりにひぐらしが鳴き始める季節。
とはいえ、昼の熱はまだまだ現役と言わんばかりにアスファルトに暑さを焼きつけていた。

今は殆ど沈んだ太陽の残り火が、やけにモダンな造りのマンションを照らす。


さやか「ただいまぁ!…っても誰もいないか」

さやか「はぁぁ…クーラーのリモコンちゃんはどこ行ったかなぁ〜っと」


彼女の両親は共働きで、家に帰る事自体が稀だ。
つまり実質一人暮らし状態である。

さやか「えーと…あった!こんちくしょう、座布団に隠れてるとは…」

さやか「温度設定24度の背徳冷房スイッチオン!…ふはははっ涼しい!ヤバい涼しい!!」

さやか「あああああ涼しい!…爽やかじゃあ〜……あぁぁぁぁぁ…いきててよかった…」

さやか「ふぅ〜……そろそろ28度設定にするか…ご飯も作らなくちゃ…」



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