過去ログ - 勇者「時代は変わり」魔王「風と共に去りぬ」
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◆2GCrAwA30Q
[saga]
2012/09/04(火) 13:21:13.90 ID:PuAv+VZU0
勇者中尉「各自、バリケードの陰に陣取れ!」
勇者中尉「中隊は右翼に、義勇兵は左翼に!」
勇者中尉「射撃位置に着け!射撃位置に着くんだ!」
勇者中尉「両翼共に第一班と第二班に分けろ!より前のバリケードには第一班が、残りは第二班だ!」
勇者中尉「急げッ!」
勇者中尉「少尉は輜重兵と共に弾を、全員に行き渡らせろ」
副官少尉「了解!」
――彼の判断は正しかった。
副官少尉がバリケードを築かせていたのは正解だった。
まだ完全とは言い難いが、それでも一応、防御線を敷ける程度には出来上がっていた。
騎馬警官や義勇兵が次々と配置に着いていく。
勇者中尉「敵との間に農地が挟まっていたのは、運が良かったな」
曹長「生垣や柵がありますからね。敵が騎兵な分、増してありがたいですな」
農地を区切る為の生け垣や柵は、敵の駱鳥の脚を止める障害となり、敵に安易な突撃を躊躇わせる。
騎兵の武器は機動力と突撃力だが、特に槍騎兵にとって重要なのは突撃力だ。
彼らは、その突撃力により、敵の戦列を喰い破る事を、その主な任務としている。
故に、槍騎兵に立ち向かう場合最も重要になってくるのは、その突撃力を如何に殺すか、ということなのだ。
生垣も柵もバリケードも、一つだけならば敵も乗り越える事も出来るだろうが、連なればその突撃力が殺される。
騎兵は攻撃力が高い半面、防御力は低い。脚の止まった騎兵など、ただの射的のマトだ。
――敵もそれが解っているから、迂闊にこちらを攻められないのだ
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