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516:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/11/13(火) 00:04:34.65 ID:hx9segxTo

「それで? 警察では何を聞かれた?」

 有希が気を取り直したように言った。どうやらとりあえず俺の不始末を不問にしてくれ
る気になったらしい、

「飯田と明日香と俺との関係とか、何で俺があのとき飯田のアパートに来たのかだった
な」

「それだけ?」

「・・・・・・ああ」

「ビジネスの話とかは?」

「それは全然ねえよ。警察は俺と飯田があいつを取り合ってたって思ってるみてえだ」

「・・・・・・今回は運良く何も起きなかったけど二度とこんなことしないでよ」

 やっと安心してくれたらしい有希が静かに言った。口調は穏かになっているけど威圧感
は相変わらずだ。俺は正直そんな有希にびびったのだけど、何とか普通に答えることがで
きた。

「わかったよ。悪かった」

「飯田が何か話したりしないだろうね」

「大丈夫だろ。あいつだってバカじゃねえし。自分の首を閉めたりはしねえよ。強姦未遂
と傷害罪だけでも大事だっていうのによ」

「それはそうか」

 何とか有希を納得させたようだった。

「それで明日香は今どうしてるの」

「入院したみたいだぜ」

「どこの病院?」

「んなこと俺に警察が教えてくれるわけねえだろ」

「それもそうか。まあ入院したってことは明日香もそれなりに怪我をさせられたってこと
だよね?」

「だいぶ飯田に殴られてたからな」

 そう言ったとき俺の胸の仲に小さな痛みが灯った。

「じゃあいいか。本当は明日香には無茶苦茶に犯されるくらいはされてほしかったけど、
飯田にぼこられて入院するくらいならあたしを舐めてくれたお礼はしたことになるよね」

 明日香のびりびりに破かれた服や真っ青だった表情が目に浮かんだ。

「何、黙ってるのよ。言っておくけど明日香はあんたをコケにして実の兄とラブラブなの
よ。明日香のことを可哀そうなんて考えるんじゃないわよ」

「ああ」

「じゃあね」

 有希が電話を切った。


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