過去ログ - 【聖杯戦争】やる夫はステゴロワイヤーアクションで戦うようです
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35: ◆ylCNb/NVSE
2012/09/02(日) 00:15:28.06 ID:7ShsGcqB0

 ともあれ、やる夫の活躍によって私たちは帝国陸軍の施設から脱出した。

 阿部は言っていながったが、マスターはサーヴァントのステータス、
能力を見ることができるらしいので、早速、やる夫のステータスを頭に思い浮かばせた。

 他のサーヴァントのステータスはアサシンしかまだ見ることはできないが、
はっきりいってやる夫はどう考えても、魔術師のサーヴァントとは思えないステータスだった。

 まず、筋力は「B+」に評価されている。これはサーヴァントではかなり高い値だろう。
常人の6倍の腕力らしく、さっきのアサシンの筋力は「D」となっている。

 次に敏捷は「A」で、アサシンが「B」。
暗殺を特技とし、あれだけ素早い動きをするアサシンより、やる夫は速いらしい。

 何より魔翌力、おそらく魔術師としての能力の高さを示す値だろうが、
これはなんと「E」、最低評価となっているのだ。

 「おい、やる夫。」と俺が運転しながら天井のやる夫に声をかけた。
運転中は話すんじゃないお!とやる夫は怒鳴ったが、私は気にせず続けた。

 「キャスターっていうのは魔術師だろ。お前はどこの時代の魔術師だ?」
そう私が尋ねるとやる夫は「やる夫は魔術師じゃないお!」と答えた。

 何!?と私が車を止めて降り、やる夫を見上げると
「やる夫は魔術師じゃない、”英雄”だお!」とたからかなポーズを決めていた。

 「なら真名を教えて頂戴。」
そう真紅に言われて、やる夫はかたくなに首を振った。

 「俺たちはマスターだぞ。教えてくれてもいいだろ。」
マスターの私が詰め寄って問うてもやる夫は明かそうとしない。

 どうやらよほど有名な英霊で、おそらくここ日本では、正体を明かされると困るようである。

 「だが、魔術師じゃない英霊が、どうして魔術師のサーヴァントとして現界したんだ。」
繰り返すが、英霊たちは召喚に応じた時点で聖杯戦争のシステムを理解している。
彼らは勝ち残ったマスターが聖杯を得た段階で、マスターと共に、自身の願いを叶えられるという。

 「世界最古の英雄だからだお。」
そうやる夫は答えた。



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