過去ログ - 【聖杯戦争】やる夫はステゴロワイヤーアクションで戦うようです
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◆ylCNb/NVSE
2012/09/02(日) 00:32:28.84 ID:7ShsGcqB0
一方、やる夫は民宿の主に頼んで工房をこしらえていた。
といっても、正式な魔術師ではないやる夫の工房は、文字通り作業場だった。
やる夫の道具作成スキルのランクは「EX」、評価規格外。
世界最初の人類にして始祖であるやる夫は、最初に「火」を手にした英雄であると同時に、
最初に「糸」を発明した英雄でもある。
やる夫の手に結ばれている糸は全て、宝具級の魔術礼装であり、
古代バビロニアの英雄王の宝物庫にさえ納まっていない「世界最初の糸の原典」なのだ。
やる夫はビップ家の文献を頼りに、私の技量では作れない魔術礼装を完成させていった。
ビップ家の文献はどれも、こんな礼装があれば便利だろうな、程度のネタ帳なのだ。
神代の英雄に答え合わせを任せたところ、現在の科学で作られた石油製品や
新しい素材を組み合わせれば、作成可能な魔術礼装はかなりあるという。
やる夫には聖杯から得た、現代の全ての知識がある。
もちろんこれは他の英霊も同じだが、並みの英霊なら全ての知識を使いこなせない。
世界最古の神代の発明王だからこそ、現代の科学と魔術を余すことなく組み合わせられるのだ。
「はあ、はあ…。」
やる夫は工房で、自らの手で作り上げた作品に感涙していた。
やる夫の生まれた時代には、芸術や美術は存在しなかった。
生きるだけでも精一杯の時代である。生の魚を、皮ごと貪った少年時代、
やる夫が火の起こし方を発明するまで、人類は山火事か、偶然手に入る火しか使えなかった。
ところが現代には素晴らしいものがある。「春画」である。
やる夫は生前、女性に酷い目にあって以来、酷い女性恐怖症なのだ。
それでも抑えきれぬ男の性欲が、「春画」に向けられたのは当然といえよう。
絵の中の女性はやる夫を傷つけず、常に自分好みの笑顔で接してくれるのだ。
「ってぇ、自分の書いた絵で×××出来るかァァァッ!」
やる夫は自分で書いた、世界最古の発明王が手ずから作った「エロ同人」を
破り捨てると偉大なる自らの発明、火の中に放り捨てた。
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