過去ログ - 【聖杯戦争】やる夫はステゴロワイヤーアクションで戦うようです
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55: ◆ylCNb/NVSE[saga]
2012/09/03(月) 09:47:58.59 ID:7ECcEwQ80

 僕は何度か、木の葉や木の枝などでアーチャーに何度も技を見せろとせがんだ。
その全てにおいて、アーチャーは空手で、しかも何かを拾って投げているようにも、
魔術の類を使っているようにも思えなかった。

 最後には僕が、あの木の、あの枝を狙え、というよりも早く、僕が指さそうと
心に決めた遠くの杉の木の枝を落として見せるまでになった。

 ここまで来ると確かに早撃ちだとか、狙撃だとか、そんなレベルでは断じてない。

 「弓矢を持たずに獲物を射るなんて、デタラメに決まってる!」
おそらく目に見えない魔力か何かを放っているに違いないのだ。

 「確かに魔術師ならば、俺(わし)の技も魔を用いていると思われても無理はない。
しかしこの世には魔術以外に神秘を起こす異能と呼ばれる技術があることも”ますたあ”は
知っておられましょうや。いかにも俺の技は修練によって得られた異能に他なりますまい。」

 種も仕掛けもある。たが魔術ではない、というつもりらしい。

 異能とは根源の渦という大きな濁流から別れた世界を構成する神秘の一分。
魔術とは異なる律、法理に則した技術体系であり、後天的、先天的に得ることができる。

 最大の違いは魔力という生命エネルギーを変換した霊的力量を用いない一点にあり、
過度の使用は、魔力と等しく生命の危険にももとると言われる。

 また後天的ならば体や精神に異常を、先天的ならば初めから欠陥のある人間であり、
異能者の人格や精神状態は、普通人から見て、異常を来たしているとも聞いた。



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