17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/08/30(木) 23:15:24.65 ID:i6e9y6l20
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学校を出ると、携帯には一件だけ着信が入っていた。お姉ちゃんだ。そういえば、今日の晩御飯の当番は私だった。
下駄箱で靴を履き替えながら携帯を閉じて、私は躊躇う間もなく昇降口を出た。
雨はまだ降っていない。それでも急がなければすぐにでも雨に濡れてしまうだろう。
歩いて通える範囲にある高校でも、その距離は近いとは言えない。
半ば小走りになりながら帰路を辿る私は、日ごろの運動不足のせいで徐々にのろくなっていく。
妹「……はあ、はあ」
もういいや、あとは歩こう。
家まであと半分ほどまで来たところで、私は息を切らしながら立ち止まった。
右肩に提げたままだった鞄を左肩に持ち替えたところで、私は近くの公園の脇になにかがいるのを見つけた。
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