過去ログ - 千早「不器用な私と不器用なプロデューサー」
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108:投下[sage saga]
2013/01/21(月) 16:00:22.91 ID:gv+4GrYY0


「千早ちゃん、あなた私のことが嫌いでしょ?」

千早「……」

「私、沈黙するってことは、肯定の意味にとらえるんだけど……」

千早「そんな分かりきったこと聞いてどうするんですか?」

 本来ならここは嘘でも「そんなことない」と言うべきか、それを言うのが嫌でも沈黙を保つのが正しいのだろう。
 でもそれは彼女から逃げている気がしてそれは私のプライドが許さなかった。

「! へえ……」

千早「たしかにあなたのことが好きではありません。いえ、むしろ嫌いです、大嫌いです!
   ……で、それがどうかしたんですか?」

 私は彼女のことが嫌いだ。明確な理由なんてない。
 彼女の行動の一つ一つが私を不快にしているだけだ。

「言うわねえ……天下のSランクアイドル、如月千早がそんなことを言うなんてね……」

千早「幻滅しましたか?」

「いいえ、まさか。私も綺麗事だけ言う人形(アイドル)なんて嫌いだから、嬉しいわ」

 彼女のこういうところも嫌いだ。
 飄々としていて、つかめない。こちらがいくら本気になってもあっちは私を言いくるめることしか考えていない。
 見下しているのだ。私を。

 けれど本当に私が彼女を嫌っているのはきっと……



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