過去ログ - 千早「不器用な私と不器用なプロデューサー」
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107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/21(月) 15:59:29.61 ID:gv+4GrYY0
千早「ただいま戻りま……」

 控室から人の気配があったからもう彼がいるものだと思って言ったのだけれど、予想が外れたから言うのを途中でやめた。

「お帰り千早ちゃん、待っていたわよー」
以下略



108:投下[sage saga]
2013/01/21(月) 16:00:22.91 ID:gv+4GrYY0


「千早ちゃん、あなた私のことが嫌いでしょ?」

千早「……」
以下略



109:投下[sage saga]
2013/01/21(月) 16:01:01.51 ID:gv+4GrYY0

「……でも、私がこのことを出版社や記者にリークするとは考えなかったの?」

 そう言って彼女は何かを取り出し、あからさまに見せつける。
 テント内の豆電灯では暗くて断定はできないが、形から見ておそらくはボイスレコーダー。
以下略



110:投下[sage saga]
2013/01/21(月) 16:01:41.69 ID:gv+4GrYY0
千早「『かも』……? 不利になるに決まっているじゃないですか」

 私の名前が傷ついたらその分だけプロデューサーであった彼の名前にも傷がつく。
 そんな当然のことぐらい彼女はわかっているはずだし、何より最初は彼の迷惑になると認めていたのだ。
 この反応はおかしすぎる。
以下略



111:投下[sage saga]
2013/01/21(月) 16:03:46.42 ID:gv+4GrYY0

 女性との勘違いが全てとけた後、私は一人であるところに向かった。

 神社の裏手の雑木林を進み、その途中の枝葉で隠された通路をくぐる通る。
 少し高い草が生えている獣道を歩き、斜面が楕円状になっている丘を上った。
以下略



112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/17(日) 00:54:39.53 ID:VMcULFoj0
来てたー


113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/03(水) 02:12:05.43 ID:xt5C8DSW0
まだかな


114:投下[sage saga]
2013/04/05(金) 10:17:26.45 ID:0R6wacU40

 月明かりに照らされた彼の顔は少し腫れていた。

P「……あ、ああ、ちょっとな。それより千早……」

以下略



115:投下[sage saga]
2013/04/05(金) 10:18:19.84 ID:0R6wacU40

P「ち、千早……!?」

 突然だったからだろう。プロデューサーはあっさりしりもちをつき、顔を困惑させている。

以下略



116:>>114 訂正[sage saga]
2013/04/05(金) 10:22:02.91 ID:0R6wacU40

P「千早、あのな……」

千早「顔、どうかしたんですか……?」

以下略



117:>>114 訂正[sage saga]
2013/04/05(金) 10:23:24.99 ID:0R6wacU40
千早「「え?」じゃありません。
   ……約束していた時間、とっくに過ぎているじゃないですか」

P「あ、ああ……そうだな……」

以下略



118:>>117は訂正じゃありません[sage saga]
2013/04/05(金) 10:25:47.69 ID:0R6wacU40

P「……無理だ」

 けど、その言葉を聞いたからかあちこちにさまよっていた
プロデューサーの目の焦点は私に定まり、明確な拒絶を告げる。
以下略



119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/05(金) 19:23:23.69 ID:xv5rlLi4o
Huhuuuuuuuuuuuuu!!!!!!!!!!!!


120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/10(水) 23:06:29.89 ID:xPiGMBt20
まだカネ?


121:日曜日また投下します[sage]
2013/06/05(水) 23:13:03.55 ID:XK/XgQkH0
P「千早それをどこで……?」

千早「……プロデューサーと女性の方と司会の方、三人とも幼馴染みだったんですね」

P「ああ、そうか。あいつら……」
以下略



122:投下[sage]
2013/06/09(日) 18:42:47.15 ID:DIhk0X5f0

P「たいしたことはって、全部聞いてるじゃないか」

千早「いいえ、まだ聞いていません。大事なことは、何も……」

以下略



123:投下[sage]
2013/06/09(日) 18:44:51.96 ID:DIhk0X5f0

 最初の大きな花火を皮切りに空には次々と光の線と花があがっていたいた。

P「……」

以下略



124:投下[sage]
2013/06/09(日) 18:49:07.72 ID:DIhk0X5f0

P「そう言ったら……殴られた」

 私の叩いたのとは反対の頬をおさえたプロデューサーを緑の光が照らした。

以下略



125:投下[sage]
2013/06/09(日) 18:52:56.73 ID:DIhk0X5f0

P「じゃあまず……俺はこれから一年、プロデュースの勉強をしようと思っている。
  向こう……アメリカでも通じるプロデュースの勉強を。
  それが俺の決意表明だ」

以下略



126:投下[sage]
2013/06/09(日) 18:55:58.33 ID:DIhk0X5f0

……一年。

 だから私も感情じゃなくて、頭じゃなくて、心で考える。

以下略



127:いったん投下終了 近日中に終わらせます[sage]
2013/06/09(日) 18:57:41.58 ID:DIhk0X5f0

P「……」

 プロデューサーの顔から表情が消える。
 きっと彼は私が誘いを拒否したと思っているのだと思う。
以下略



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