過去ログ - 千早「不器用な私と不器用なプロデューサー」
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[sage saga]
2013/01/21(月) 16:01:01.51 ID:gv+4GrYY0
「……でも、私がこのことを出版社や記者にリークするとは考えなかったの?」
そう言って彼女は何かを取り出し、あからさまに見せつける。
テント内の豆電灯では暗くて断定はできないが、形から見ておそらくはボイスレコーダー。
こうして彼女はきっとまた私より優位に立ったつもりなのだろう。
けど、
千早「考えません。……そんなことをしたら私はもちろんですが、彼も迷惑をこうむってしまいますから」
逃げるわけにはいかない。負けるわけにはいかない。
これから私は一人で羽ばたいていかないといけないのだから。
「あいつの迷惑になる行動なら私はしないとでも?」
千早「ええ」
「たいした自信ね。……何か理由でも?」
この人は私に本気で相手をしていないのだ。
私に対して本気で怒るはずもない。だから、後先考えない行動なんてしないだろう。
そういう考えももちろんあった。だけどそれよりも、
千早「あなたは嫌な人です。本当に、腹が立つほど。
……でも、一時の感情に任せて彼氏にとって不利益な行動をとるほど、愚かな人ではないでしょう?」
「? ……まあ、たしかにあの馬鹿『にも』不利益が生じるかもね」
ここで私は歯車のズレを感じた。
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