過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その4
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218: ◆KzQg0Q/KK6[sagesaga]
2012/10/13(土) 06:31:41.03 ID:/Osn8/+m0
魔王『パパ上……今までで一番のお説教であるぞ……』

父『余の後を継ぎィ、貴様はァ我ら魔族の先へ続く道を照らす光となるべきなのだ』

父『否、訂正するゥ。貴様は世界を導けェー……』

父『パパやおじいちゃまが達成できなかった、全ての統一を達成するのであるゥゥゥー……』

父『んー…勇者ごっこは十分楽しめたろう。パパはァそろそろ貴様へお勉強してもらいたいのだ』

父『魔王ではなく、一王として。真の意味での侵略者として。このいつまでも漠然とせず阿呆な日常を繰り返す世界の侵
略者としてェ』

魔王『パパ上は余へ何の期待してるであるか?』

魔王『余は今が好きである。無駄に変えてしまうほどにこの世界は阿呆か?』

魔王『余は満足しておるのだ。だから好き勝手するのだッ!!』

父『広く見渡せ! 我ら魔族は今、衰退の道へ片足を踏み込んでおる!』

父『気づかぬか……人間どもは魔王を倒せずとも、魔族へ勝利しようとしているのを』

魔王『何で!』

父『文明の力よ。我らは選ばれし超人類。しかし長き期間において我ら魔族は、人間を卓越した超能力を持つ事だけで…
浮かれておったのだァ』

父『魔族は力、人間は知恵とはよく例えたものよォ…。この先は力だけで解決するものは何も無し』

父『魔族が滅ぼされることも先の話ではなァい。近いうちに我らは敗北する』

魔王『ならパパ上はこうしろと申す気か……? 余たち魔族が人間へヘーコラして仲良くしようよっと!?』

魔王『余へあんな豚どもに頭を下げさせろと!? 勇者と魔王の戦いを無くせとッ!!?』

魔王『ぶっ殺すぞ貴様ァアーーーーーーーッッッ!!!!』

父『うゥーむ…………』

魔王『余が、魔王が求める物は世界の混沌よ! いわばカオスッ! 全てを糞いっぱいの暗黒で埋め尽くす! 人間は全て虐
殺し、踏み潰す!』

魔王『それこそが理想の魔王の形であろうがッ!! 貴様が魔王であると余は絶対に認めぬぞッ!!』

父『んー認めたな』

父『貴様は魔王だと、認めたなァ……ッ!!』

魔王『魔王にも誇りがあるわァーッ!! パパ上だろうと何だろうと、その誇りを汚させる愚か者は余がぶっ壊すぞ…』

魔王『余が魔王として、貴様を滅してくれるゥーーーーーーッッッ!!!』



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