過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その4
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◆KzQg0Q/KK6
[sagesaga]
2012/10/13(土) 06:30:57.33 ID:/Osn8/+m0
魔王『余へ攻撃を加えるのを禁ずるぞォッ!!』
\ ルール承認! 魔王への攻撃は許可されない! /
父『うむゥ、やはり我が息子へソレが渡ったかァ〜。だがそれはこの魔王が生み出した秘法よ』
父『そしてェ〜くだらぬルールに縛られる余ではないのだよッ!!』
天へ向かって右手を突き出し、吼えるとリング内での魔法効果が全て消え去ってしまった。
その光景に魔王が唖然としているところへ魔王父が蹴りを一発お見舞いする!
魔王『ぐふうぅう〜〜〜……!?』
父『全て貴様の思い通りになると思うなよ。人生ィ一度はどうにもならぬ時があるゥ』
父『……もう理解したであろうな。息子よ、貴様には父を越える事など一生掛っても達成できぬと』
魔王『馬鹿も休み休み申せであるぞッ! 余がいつ貴様へ対して諦めを見せた!?』
魔王『余に勝てぬ敵はおらんのだ。余は最強! 余こそ全ての者どもの上に立つ勝者よッ!!』
魔王『この、老いぼれ魔王めが…! 貴様は余が最強の証を手にする為の糧の一つ!』
魔王『言わせてみればただの雑魚ォ〜〜〜〜〜〜!! ――――――んぶっばぁ……?』グチャ
父『ほォう、貴様が申す最強。随分と安い最強のようだァがー……』
魔王『…………』ガクガク
父『吼えるのもその辺で終いにしておけよ、若造』
父『父は貴様をいつでも見ておったぞォゥ。だァが、最近の貴様の弱体ぶりには目も当てられぬわ』
父『ふゥーん、何が勇者かァ。貴様の我儘はその身をも無力とさせおったわィ』
父『パパをあまり……失望させるなァ、愚かな息子よ……』
魔王『!!』
失望の眼差しを向けられた魔王は、自身の人生の中で初めて大きなショックを受けた!
そして、自分に対しふつふつと劣等感が現れ始める。
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