過去ログ - ロバート「葉君と八重ちゃんは似合いのカップルだね」
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◆lc8fM/f/jN38
[saga]
2012/12/27(木) 04:35:14.89 ID:4iTIKSa10
ハルク「どうした?」
ロバート「済まない。Mr.ブルーの研究室に行ったんだが……。データの入ったラップトップは回収できたんだ」
ロバート「ただ、葉の血を培養したやつの容器の殆どが壊されていた……」
サミュエル「えー!? 薬の主成分なのに!」
スピリット・オブ・76「恐らく、ロス中将が怪物化した際に棚ごと破壊したと思われます」
ヒューマン・トーチ「壊れてないのもあったけど……。その数、たったの2本」
サミュエル「なんてこった……。それじゃあ、何週間分できるかどうか……」
ロバート「幸い、Mr.ブルーから受け取ったのは無事だったが、それすら葉と八重に回るかどうか」
つぼみ「どういうこと!?」
???「わたしが説明しよう」
つぼみの疑問に答えるためのように、ニック・フューリーがいつの間にかそこにいた。
そして隣には、スティーブ・グラント・ロジャースもいる。
フィル「スティーブ!」
スティーブ「フューリー長官と一緒に駆け付けてきた。ロス中将を拘束するために」
ニック「本来なら、そのまま引っ立てれば問題ない。しかし、今のロスはいつ化け物に変異するか分からない」
ニック「故に、例の薬で怪物化を抑えないといけない」
ニック「奴には聞きたいことが山ほどある。納得できないだろうが、奴を暴れさせないためにも薬はこちらで使わせてほしい」
ニック「主原料がかなり減った状態でこんなことを言うのはトンデモないことだというのは、承知の上だ。あの時、賛成だ、と言っておきながらこの有様になったのは申し訳ない」
ニックはひとしきり説明し終えて、頭を下げる。
これには、みんなが驚いた。
ハルク「俺は、構わない。この力は、八重と一緒にいたいと思って、あの抗癌剤を受け入れたことで、偶然とはいえ手にした力だ」
ハルク「八重にうつさないために元に戻ろうと思っていた。だけど……八重は自分の意志で同じ力を手にした」
ハルク「だから、俺ももうしばらくは、この力を残しておこうと思う」
ニック「迷惑ばっかりかけてしまう」
葉「一生保持するって訳じゃないから、問題ないさ」
ハルクは、やっと葉へと戻る。
八重「わたしも、自分で選んだ力を、自分の中に残しておきます」
八重は、いうまでもなく葉と同じ結論を選ぶ。
それを見たスティーブは、葉に話しかける。
スティーブ「葉君」
葉「……なんですか?」
スティーブ「絶対に、八重ちゃんと一緒に幸せになるんだ。デートの約束をしたら、何が何でも間に合わせろ」
スティーブ「昔、デートの約束を果たせなかった挙句、何十年も北極の氷の中で寝坊し続けたバカなガキからのアドバイスだ」
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