751: ◆Oe72InN3/k
2012/09/25(火) 23:04:13.83 ID:0ZWRgRbP0
……少しだけ、希望を持っても、いいのでしょうか。
また私の気持ちを崩されても、一度経験した事です……人間いつかは慣れるのではないでしょうか?
それが無理でも、あと……
752: ◆Oe72InN3/k
2012/09/25(火) 23:04:41.12 ID:0ZWRgRbP0
私は、翌日文化祭へと行きました。
久しぶりの部室はどこか懐かしい感じがして……つい、顔が綻んでしまいました。
753: ◆Oe72InN3/k
2012/09/25(火) 23:05:11.88 ID:0ZWRgRbP0
〜3年教室〜
私は扉の前に立ち、深呼吸をします。
大丈夫、大丈夫です。
754: ◆Oe72InN3/k
2012/09/25(火) 23:05:43.89 ID:0ZWRgRbP0
〜古典部前〜
私は古典部の教室前の廊下で立ち止まり、後ろから付いて来ていた入須さんの方へと振り返りました。
入須「ここまで来なければいけなかったのか、話とは何だ?」
755: ◆Oe72InN3/k
2012/09/25(火) 23:06:33.30 ID:0ZWRgRbP0
入須「何故……と言われてもな」
入須「……それは返答に困る」
そんな訳、無いじゃないですか。 だって……あんな楽しそうに、笑っていたじゃないですか。
756: ◆Oe72InN3/k
2012/09/25(火) 23:08:30.23 ID:0ZWRgRbP0
入須「……ふむ」
入須「それに答える義務が、私にあると思うか?」
ある程度、予想は元からできていました。
757: ◆Oe72InN3/k
2012/09/25(火) 23:08:57.97 ID:0ZWRgRbP0
入須「……今までの話を聞いて、一つ質問をしよう」
入須「君は、折木君と恋仲なのか?」
その質問に、私は……答えられません。
758: ◆Oe72InN3/k
2012/09/25(火) 23:10:07.44 ID:0ZWRgRbP0
〜階段〜
あまり、人が居るところには行きたくない気分でした。
人気が無い階段で、壁に寄りかかります。
759: ◆Oe72InN3/k
2012/09/25(火) 23:10:39.81 ID:0ZWRgRbP0
気付けば、目からは涙が溢れ、顔を濡らします。
泣くつもりなんて、無かったんですよ。
本当です。
760: ◆Oe72InN3/k
2012/09/25(火) 23:11:06.38 ID:0ZWRgRbP0
そんな自分が……なんだかちょっと、おかしくて。
える「ふふ」
761: ◆Oe72InN3/k
2012/09/25(火) 23:12:04.26 ID:0ZWRgRbP0
以上で第24話、終わりとなります。
乙ありがとうございました。
1000行く前に終わるのか……私、気になります!
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