過去ログ - 姪「お兄ちゃんのこと、好きだよ?」男「……そう?
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603:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/24(土) 14:52:38.05 ID:sIBdVn+so

「それと、弦はゆるめないと切りにくいし、跳ねるよ」

 わたしはニッパーを構えて力いっぱい弦を切ろうとする。でも力を籠めてもなかなかきれなかった。
 お兄ちゃんがしているのを、子供の頃何度か見たことがある。わたしは年をとったけれど、できないことがたくさんある。
以下略



604:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/24(土) 14:53:15.53 ID:sIBdVn+so



 
 ケイくんはわたしからそれ以上の説明を引き出そうとするのを諦めたようだった。 
以下略



605:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/24(土) 14:53:54.28 ID:sIBdVn+so
つづく


606:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/11/24(土) 19:22:07.26 ID:x70fjYsH0



607:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/11/25(日) 17:43:39.21 ID:+aJ+jYbzo
混乱する



608:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/27(火) 14:22:47.13 ID:0XXjShCvo




 わたしとケイくんはふたりでショールームへと向かった。微妙に距離があったけど、歩くのは苦痛じゃない。
以下略



609:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/27(火) 14:23:22.45 ID:0XXjShCvo

 わたしは扉に手を掛け、ショールームに忍び込む。ケイくんは少し躊躇してからわたしを追ってきた。
 立ち止まって呼吸を整えてから気分を持ち直そうとする。
 
「大丈夫なのか?」
以下略



610:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/27(火) 14:23:51.85 ID:0XXjShCvo

「会話には、会話であるからこその効用があるんだよ。会話であるだけでね」

「何を言ってるのか分からない」

以下略



611:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/27(火) 14:24:17.71 ID:0XXjShCvo

「……本当に大丈夫?」

 少し小声で、ケイくんは訊ねる。わたしも小声で答えた。

以下略



612:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/27(火) 14:24:51.54 ID:0XXjShCvo

「警備員の見回りじゃないのか?」

「いま何時だと思ってるの? 三時だよ、夜中の三時。いくら警備員って言っても、こんな場所をこんな時間に見まわりするの?」

以下略



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