過去ログ - える「折木さんも…ご経験がおありなんですか?」奉太郎「」
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86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/09/16(日) 19:31:15.29 ID:2r6A/1tO0
 ◇ ◇ ◇ 

 包み紙を外して、箱を開けると、小さな鍵が入っていた。
 彼は微苦笑し、その鍵を手に落とす。
 ひんやりと冷たい感触。
以下略



87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/09/16(日) 19:34:04.86 ID:2r6A/1tO0
以上で終わりです。
呼んでくださった皆様、駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

今日でアニメ最後とか、寂しすぎるぜ…


88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/09/16(日) 19:43:18.77 ID:2r6A/1tO0
ちなみに供恵さんの年齢設定は完全に妄想

小説でも彼女は謎めいていて魅力的な人物なので
これから出張る話が増えたらいいなぁ


89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/09/16(日) 19:44:39.77 ID:5Url5hkUo
乙!
また書いてくれよな


90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)[sage]
2012/09/16(日) 20:13:25.79 ID:CZnByDf7o
おつかれー


91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県)[sage]
2012/09/16(日) 20:15:30.49 ID:oPCKBVeRo



92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/09/16(日) 20:31:30.21 ID:2r6A/1tO0
>>89
>>90
>>91
ありがとうです

以下略



93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/09/16(日) 20:32:43.05 ID:2r6A/1tO0
「ちょっと、用事を思い出した。すぐ帰ってくるから、部室で待っていてくれ」
 そう言って、折木さんは私を置いて部室を飛び出していきました。
 追いかけようかと椅子から腰をあげましたが、私は思いとどまりました。待っていてくれ、と言われた以上、きっと私が一緒では駄目なのでしょう。
 私は一人になった部室で、氷菓を手に取りました。
 遠垣内さんの思いが詰まった、氷菓。
以下略



94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/09/16(日) 20:33:20.77 ID:2r6A/1tO0
あの時、もっと自分が冷静でいられたら、折木さんにもご迷惑をかけることもなかったのかもしれないのですから。
 そこまで考えて、私ははっとなり、私たちが作った、窓際に飾られた氷菓を見つめました。

 歴史にもし、はありません。けれど、もしあの時、全てを折木さんに解決していただいていなかったら。

以下略



95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/09/16(日) 20:34:00.00 ID:2r6A/1tO0
 私は、胸の動悸が激しくなるのを感じました。顔が火照って、苦しいのだけれど、どこか温かな気持ちになりました。
 そして、遠垣内さんが、どうして思い出を閉じ込めておこうとしたのか、わかった気がしました。
 ――なんと切なく、苦い思いなのでしょうか。
 私は供恵さんと遠垣内さんがどのような仲だったか、推し量れません。素敵な時間を過ごされたのだろうとは思います。
 しかし、誰かが誰かを慕うことを、私はどこかで楽観視していたのかもしれません。
以下略



96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/09/16(日) 20:34:53.82 ID:2r6A/1tO0
別れは寂しいだけではありません。その人が、どれだけ大事だったかを知る、大切な機会でもあります。
 けれど今、私は自分が言ったその言葉に自信を持てなくなっています。

 折木さんが戻ってきたら、私は、撤回しようと思います。少しだけずるい気がしますが、許してもらえるでしょうか。

以下略



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