過去ログ - える「折木さんも…ご経験がおありなんですか?」奉太郎「」
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92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/09/16(日) 20:31:30.21 ID:2r6A/1tO0
>>89
>>90
>>91
ありがとうです

以下略



93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/09/16(日) 20:32:43.05 ID:2r6A/1tO0
「ちょっと、用事を思い出した。すぐ帰ってくるから、部室で待っていてくれ」
 そう言って、折木さんは私を置いて部室を飛び出していきました。
 追いかけようかと椅子から腰をあげましたが、私は思いとどまりました。待っていてくれ、と言われた以上、きっと私が一緒では駄目なのでしょう。
 私は一人になった部室で、氷菓を手に取りました。
 遠垣内さんの思いが詰まった、氷菓。
以下略



94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/09/16(日) 20:33:20.77 ID:2r6A/1tO0
あの時、もっと自分が冷静でいられたら、折木さんにもご迷惑をかけることもなかったのかもしれないのですから。
 そこまで考えて、私ははっとなり、私たちが作った、窓際に飾られた氷菓を見つめました。

 歴史にもし、はありません。けれど、もしあの時、全てを折木さんに解決していただいていなかったら。

以下略



95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/09/16(日) 20:34:00.00 ID:2r6A/1tO0
 私は、胸の動悸が激しくなるのを感じました。顔が火照って、苦しいのだけれど、どこか温かな気持ちになりました。
 そして、遠垣内さんが、どうして思い出を閉じ込めておこうとしたのか、わかった気がしました。
 ――なんと切なく、苦い思いなのでしょうか。
 私は供恵さんと遠垣内さんがどのような仲だったか、推し量れません。素敵な時間を過ごされたのだろうとは思います。
 しかし、誰かが誰かを慕うことを、私はどこかで楽観視していたのかもしれません。
以下略



96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/09/16(日) 20:34:53.82 ID:2r6A/1tO0
別れは寂しいだけではありません。その人が、どれだけ大事だったかを知る、大切な機会でもあります。
 けれど今、私は自分が言ったその言葉に自信を持てなくなっています。

 折木さんが戻ってきたら、私は、撤回しようと思います。少しだけずるい気がしますが、許してもらえるでしょうか。

以下略



97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/09/16(日) 20:36:34.73 ID:2r6A/1tO0
今度こそお終いです
そして麻耶花を出し忘れていたことに今気づいた

気が向いたら今度は麻耶花の話書きます


98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/09/16(日) 20:39:06.36 ID:5Url5hkUo

面白かったよ


99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/09/16(日) 21:01:06.01 ID:Q6HfwAT5o
おつおつ。面白かった
にしても今日最終回かー。原作に手を出そうかな


100: ◆axh.jP1Twpjg[sage]
2012/09/17(月) 08:55:28.56 ID:TvJv0Pak0
お疲れ様
姉貴と遠垣内とは珍しい組み合わせ
いいなぁ…


101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/09/17(月) 12:27:34.08 ID:83xDc21IO
>>1ですiPhoneから失礼
>>98
>>99
>>100
ありがとうありがとう
以下略



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