17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:51:46.04 ID:+1h5mk+to
  
 それを見てないはずなのに、プロデューサーは背中を揺らしながら言う。 
  
 「なんか雪歩って子犬みたいだよな」 
  
 「ええっ? 犬ですかぁ!?」 
  
 それだけはない。 
  
 断じて、ないよぉ。 
  
 ……うん、そのはず。 
  
 「うん。なんか足音が犬っぽかった」 
  
 振り返って笑みを見せるプロデューサー。 
  
 変なことを言う人だなぁ。 
  
 もっとも、ダメダメな私のプロデューサーになりたい、 
 なんて言うくらいだから、これくらいじゃないといけないのかも。 
  
 ――それより前を見て歩かないと、危ないですよ? 
  
 私がそう言う前に、プロデューサーは着々と、確実に足を運んでいった。 
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