過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱 その2【土方×もっさん】
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13:1[saga]
2012/09/22(土) 20:45:39.94 ID:KdTZfLFN0
「あ、そ、それじゃあ私も朝ごはんに」
「まぁ待て黒田。そう急ぐこともなかろう」
「うひぇっ!」

いち早く不穏な空気を察し、忍び足で去っていこうとする黒田中尉を坂本少佐は首に腕をまわして捕まえる。
以下略



14:1[saga]
2012/09/22(土) 20:46:13.86 ID:KdTZfLFN0
「…………で、だ」

食事がひと段落すると坂本少佐は黒田中佐に正対する。

「先ほどのロザリーの様子、貴様には何か心当たりがあるようだったが」
以下略



15:1[saga]
2012/09/22(土) 20:46:41.79 ID:KdTZfLFN0
「それでも、やっぱり何件かは隊長自身が出ないといけないのがあって…………」
「それが今日、という訳か」
「はい。ここら辺の最有力なお家らしいです。一回私も出席させていただきましたけど、もうなんだかお話の中みたいで、居心地が悪いなんてもんじゃなかったですよー」
「はは、貴様も貴族の端くれだろうに」
「こちとら泣く子も黙る貧乏分家の出身ですよ。社交界なんてお話の中でしか知らないとこに引っ張り出されたって…………ほとんど動物園のサルになった気分でしたよ。まぁ、ご飯は美味しかったですけど……」
以下略



16:1[saga]
2012/09/22(土) 20:47:19.50 ID:KdTZfLFN0
「それで、もう一つ。……隊長ってあの通りお綺麗な方でしょう?ああいう場所に出ると男の人が群がってくるわけですよ。こう、ぶわーって」

そう言って中尉は手を大きく広げる。
貴族の名だたる御曹司たちもこの方にかかれば砂糖にたかるアリと同じか。
何とも変わった方である。
以下略



17:1[saga]
2012/09/22(土) 20:48:10.29 ID:KdTZfLFN0
「と、いう訳でお願いしますね圭助様」

これ以上ないほどの笑顔で黒田中尉が言う。

「い、いやさすがに……私ごときでは」
以下略



18:1[saga]
2012/09/22(土) 20:48:39.73 ID:KdTZfLFN0
「…………なるほど。土方くんと私が、ね」
「はいっ!いい考えだと思いませんか?」
「い、いやしかしだな、わ、私も土方も506にとっては部外者のようなものであって、先方が招いたのはロザリー一人である訳で、そんな簡単に…………」
「うん。まぁそうなんだけど……確かに男性同伴というのは悪い手段ではないわね……」
「でも……だな、先方にも都合とか体面とかそう言うものもあるだろうし、いきなリ男同伴で、などというのは失礼に当たりはすまいか」
以下略



19:1[saga]
2012/09/22(土) 20:50:04.61 ID:KdTZfLFN0
短くて済みませぬ……
今日はここまでです。
506らしい話、というのを考えたらこういう話になりましたw
なかなか本編に戻れないなぁ…………

以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/09/22(土) 20:56:41.54 ID:MW5h+xOlo
おっつー


21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/09/22(土) 20:59:20.31 ID:U+NnOefDO
乙!

実に自然な流れだなw


22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]
2012/09/22(土) 22:22:01.13 ID:bnazn7u70
乙乙
来週が楽しみだー


23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/09/23(日) 01:10:26.73 ID:6XwloTp50
こんな平和でいいのかねww

と思いつつ、これはこれで面白いので続き期待


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