過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱 その2【土方×もっさん】
↓
1-
覧
板
20
888
:
坂本圭助
◆SWi.TNPI7Y
[saga]
2013/12/15(日) 10:02:43.67 ID:WZynKHge0
「貴様からあの話を聞かされたときに、私の心に浮かんだのは怒りであった」
確かに私の話を聞いた時の少佐の怒りようはすさまじかった。
なればこそ母に窘められることになったわけだが。
「だがな、それと同時にわずかながら一つの思いも浮かんできたのだ。奇しくも長官閣下と逆のな」
「……と、申されますと?」
少佐は少し考えをまとめるように沈黙したのち、話し出した。
「長官閣下は貴様の存在が私の海軍での将来の邪魔となりうる、と仰った。だが、私は海軍内で栄達を望もうとは思わん。ウィッチを引退したら退役しようとすら思っているほどだ」
あの山中での生活の際も、少佐はそのようなことを言っておられたのを思い出す。
「海軍に残るとしても、長官だの司令だのと言う立場が私にふさわしいとは思えん。…………だが、貴様は違う」
そう言うと、少佐は私の顔を正面から見つめてきた。
「貴様には土方伯爵家次期当主としての立場もある。それは私の抱えるものなどよりもはるかに大きなもののはずだ」
「それは……」
「そして、今の貴様の立場は……私の従兵と言う立場は、そう言う貴様の将来にとってなんら寄与していない……はっきり言えば無駄だ」
「少佐!」
少佐の言葉を遮るように声を上げる。
しかし少佐は私の言葉など耳に入らなかったかのごとく続ける。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/554.66 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱 その2【土方×もっさん】 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1347892033/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice