過去ログ - ほむら「アリゾナは」杏子「今日も暑い」
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457: ◆2GQkBO2xQE[sage saga]
2014/01/26(日) 17:45:57.66 ID:Y4LcKUREo
――マギー。

マーガレット・エミリー・ブレナン。
ジョディの一つ上にあたる十八歳だが、歴とした高校生らしい。
詳しい事情は綺麗に抜いて説明されたが、魔法少女になったのは五年前。
以下略



458: ◆2GQkBO2xQE[sage saga]
2014/01/26(日) 17:47:58.76 ID:Y4LcKUREo
「マーガレット・エミリー・ブレナン。『プリーズ』と前置きした上で、あなたに改めて伺わせてもらうわ。
 なぜあなたが遠く離れたロングビーチからわざわざアリゾナまで足を運び、
 NSAの内部情報をリークするという危険を冒してまで私達に接触しようとしているのか。
 そしてあなたがこの一連の事件についてどれだけ深く関わり、
 なにをどれだけ知っているのか、どうか私達に教えていただけないかしら?」
以下略



459: ◆2GQkBO2xQE[sage saga]
2014/01/26(日) 17:49:45.45 ID:Y4LcKUREo
「その台詞を聞くのはアメリカに来てから二度目だよ」

「あら、ごめんなさい。もしかして気を悪くした?」

「そうでも? ……ま、信じるかどうかは別だけど、うちの実家は教会なんでね。
以下略



460: ◆2GQkBO2xQE[sage saga]
2014/01/26(日) 17:53:21.99 ID:Y4LcKUREo
「いつまでもこのくだらない問答を続ける気なら、私も質問の仕方を――」

「くっくっく……おちつけおちつけって、この女ヴァンダム!!」

もはや殺気を隠す気もなくなったのか、兵士特有の無表情に変わったほむらがガンベルトに手を伸ばしかけ、
以下略



461: ◆2GQkBO2xQE[sage saga]
2014/01/26(日) 17:58:18.26 ID:Y4LcKUREo
「そもそも彼らが企業を興した際の財源が、ジョセフ・スミスの残した埋蔵金らしいのよ」

次々と資料に目を通していく一同に、マギーが補足した。

アメリカ合衆国内部で公に出回っている文書において、教団設立以前におけるジョセフ・スミスの経歴はきわめて平凡なものだ。
以下略



462: ◆2GQkBO2xQE[sage saga]
2014/01/26(日) 18:01:36.23 ID:Y4LcKUREo
「あら、チャールズ。遅かったのね」

「……! マギー。俺のことは『パパ』と呼べと言ってるはずだ。……いや、そうじゃない。どうしてお前がここにいる?
 チアの合宿はどうなってるんだ? 『夏休みに入ってから一度も練習に来てない』ってコーチから電話があったぞ!?」

以下略



463: ◆2GQkBO2xQE[sage saga]
2014/01/26(日) 18:04:40.58 ID:Y4LcKUREo
「チャールズさん、心配しないで。私達はマギーを必ずあなたの元に連れ帰って見せます」

ほむらが言うと、彼は僅かに表情を明るくした。

「頼むよ。……俺は俺に出来る形で、君たちに協力していこう」
以下略



464: ◆2GQkBO2xQE[sage saga]
2014/01/26(日) 18:06:42.37 ID:Y4LcKUREo
「ごめんなさい、上司からの電話だったわ」

ジョディが再び冷め始めたコーヒーの器に視線を落としていると、マギーがキッチンに戻ってきた。
カウンターに隠れていたアルフィーも体を起こし、伸びのような仕草をしている。

以下略



465: ◆2GQkBO2xQE[sage saga]
2014/01/26(日) 18:11:58.78 ID:Y4LcKUREo
「残念だけどすでに計画は最終段階に入ってる。
 今まで倒した魔獣は、本体を呼び起こすための餌。言ってみれば生け贄よ」

「生け贄? どういうことさ?」

以下略



466: ◆2GQkBO2xQE[sage saga]
2014/01/26(日) 18:18:12.54 ID:Y4LcKUREo
「距離があるし、辺りは砂漠だ。包囲されたら絶対まずいし、検問を突破するにしたって、こっちの車を強化するには限界がある」

「陸路は却下……コロラド川は?」

「下りはともかく上りじゃな。上流まで行けば一気に降りてこられるかもだが、検問はやっぱりあるはずだし、
以下略



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