162:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/05(金) 11:52:37.18 ID:3OBbEyfUo
フレッドとジョージが消えるやいなや、会いたくもない顔が現れた。クラッブとゴイルを従えたマルフォイだ。
「佐倉、か、鹿目。最後の食事かい? 汽車にいつ乗るんだい?」
「地上ではやけに元気だな。小さなお友達もいるしな」
杏子はニヤニヤしながら言った。クラッブもゴイルもどう見たって小さくはないが、
上座のテーブルには先生がズラリと座っているので、二人とも握り拳をボキボキ鳴らし、にらみつけることしかできなかった。
「僕一人でいつだって相手になろうじゃないか。ご所望なら今夜だっていい。魔法使いの決闘だ。
杖だけだ――相手には触れない。どうしたんだい? 魔法使いの決闘なんて聞いたこともないんじゃないの?」
マルフォイが言った。
「もちろんあるわよ。あたしが介添人をする。あんたのは誰?」さやかが口をはさんだ。
「さやかちゃん……」まどかが小さく言った。
マルフォイはクラッブとゴイルの大きさを比べるように二人を見た。
「クラッブだ。真夜中でいいね? トロフィー室にしよう。いつも鍵が開いてるんでね」
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