164:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/10/05(金) 11:54:16.88 ID:3OBbEyfUo
「ちょっと、あなたたち」マミが話しかけた。
「夜、校内を歩き回るのは規則違反だ」キュゥべえが言った。
「もし捕まったらグリフィンドールが何点減点されるか考えなさい」
「はぁい」さやかがしぼんだ。
杏子はその夜遅く、ベッドに横になり、ラベンダーと仁美の寝息を聞いていた。
さやかは夕食後つききりで杏子に知恵をつけようとした。
「呪いを防ぐ方法は忘れちゃったから、もし呪いをかけられたら身をかわしなさい」などなど。
まどかが「行かないんじゃないの?」と聞いたら二人はわけがわからないという顔をした。
フィルチやミセス・ノリスに見つかる恐れも大いにあった。同じ日に二度も校則をやぶるなんて運試しだという気がした。
しかし、せせら笑うようなマルフォイの顔が暗闇の中に浮かび上がってくる――
今こそマルフォイを一対一でやっつけるまたとないチャンスだ。逃してなるものか。
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