過去ログ - 【微安価】久「麻雀を?」京太郎「ええ、教えてください」
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667: ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2012/10/05(金) 23:39:13.10 ID:ZQDJBcNeo

 そんな事はない、と言いたかった。

 いつも、気が付くと目線で京太郎を追っていると。

 自分は、恋をしているのだと。

 だが、もう、そんな事を言い出せる空気ではなかった。


京太郎「この間……お前、俺に言ったよな」

京太郎「食堂にいるとき、『そこにいる全員にタコスを食べさせるのだ』……って」

京太郎「あれで、俺、わかっちまった」

京太郎「あんな事できるヤツとなんか、分かりあう事ができないって」

京太郎「冗談と、そうじゃないのの区別も付かない奴と、これ以上同じ部活にいられない……って」

優希「だ、だったら……断ってくれれば……」

京太郎「っ! ざけんなッ!」


 椅子が、音を立てて倒れる。

 瞬間、膨れ上がる京太郎の姿。

 あっ、と悲鳴を上げるときには既に、彼が伸ばした腕は自分を掴み上げていた。

 そのまま、胸倉を掴まれ、引き摺りあげられる。

 ビクともしなかった。足を振ってみても、まるで揺るがない。


京太郎「てめえが! その後、俺の言葉を全部無視して、反論も全部否定して、電話を切ったんだろうがッ!!」

優希「や、それなら……そんなにいやなら、やらなくても……くれても……」

京太郎「それでお前が俺の言う事を聞いたか!? 聞くわけないよなぁ!!」

京太郎「あの時、俺は言ったよな! 『冗談にしては度が過ぎてる』って! 流石にやめろって!」

京太郎「でも、お前は取り合わず終いだったんだよ!」

京太郎「そん時に、思ったんだ。これは手切れ金代わりだってな!」


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