564: ◆Oe72InN3/k
2012/10/19(金) 22:35:49.82 ID:rHC3Zm5J0
やがてコーヒーを淹れ終わり、ソファーに座る姉貴に片方を手渡す。
供恵「ありがと」
姉貴のその言葉を流し、俺もソファーに座る。
565: ◆Oe72InN3/k
2012/10/19(金) 22:36:15.60 ID:rHC3Zm5J0
奉太郎「千反田か、どうした」
える「えっとですね、今日は何の日かご存知ですか!?」
なんだ、やけにテンションが高いな……
566: ◆Oe72InN3/k
2012/10/19(金) 22:36:42.87 ID:rHC3Zm5J0
奉太郎「……覚えているさ」
奉太郎「それで、それがどうかしたのか」
える「お祝いをしようと思って、お電話しました」
567: ◆Oe72InN3/k
2012/10/19(金) 22:37:12.95 ID:rHC3Zm5J0
奉太郎「……俺は知らなかったが」
える「当たり前じゃないですか、福部さんと摩耶花さんと、秘密に計画していたんです」
奉太郎「……まあいい」
568: ◆Oe72InN3/k
2012/10/19(金) 22:37:42.80 ID:rHC3Zm5J0
……駄目だ、こうなってしまってはどうしようもない。
奉太郎「……分かった、行けばいいんだろ」
える「ふふ、お待ちしてますね」
569: ◆Oe72InN3/k
2012/10/19(金) 22:38:22.33 ID:rHC3Zm5J0
〜千反田家〜
インターホンを鳴らすと、扉の前で待っていたのか、すぐに千反田は出てきた。
える「わざわざありがとうございます」
570: ◆Oe72InN3/k
2012/10/19(金) 22:38:53.16 ID:rHC3Zm5J0
それはそうと、千反田の家に来るのは何度目だろうか?
何回来ても、まずその広さに驚かされる。
俺の家の何個分に当たるのだろうか……
571: ◆Oe72InN3/k
2012/10/19(金) 22:40:45.86 ID:rHC3Zm5J0
つまり、あの日……千反田がさようならと言った日。
あの日に起きた事は、起こるべくして起きたのかもしれない。
だが、だがもう少しだけ。
572: ◆Oe72InN3/k
2012/10/19(金) 22:42:21.41 ID:rHC3Zm5J0
里志「料理を持って来てくれるってさ、手作りだよ手作り!」
奉太郎「手伝いに行かなくていいのか」
里志「何言ってるんだい、僕達が行っても足手まといになるだけさ」
573: ◆Oe72InN3/k
2012/10/19(金) 22:43:02.29 ID:rHC3Zm5J0
奉太郎「そうだな……そうする」
里志「それに今日はホータローが主役だよ」
里志「さあさあ、笑って笑って」
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