869: ◆Oe72InN3/k
2012/11/02(金) 00:11:42.09 ID:X/71y8+d0
える「そう、だったんですね」
奉太郎「可笑しな話だろ。 二人して追いかけていたら、追いつける筈が無いからな」
える「ふふ、それもそうですね」
870: ◆Oe72InN3/k
2012/11/02(金) 00:15:42.22 ID:X/71y8+d0
奉太郎「何か飲むか?」
える「では、そうですね」
える「コーヒーはどうでしょうか?」
871: ◆Oe72InN3/k
2012/11/02(金) 00:17:19.65 ID:X/71y8+d0
奉太郎「それで、何だったか」
える「折木さんが気付いた理由、ですよ」
奉太郎「ああ……」
872: ◆Oe72InN3/k
2012/11/02(金) 00:18:21.56 ID:X/71y8+d0
える「……覚えています。 確かに私はそう言いました」
奉太郎「最初は、俺が千反田に追いつけているのかもと思った」
奉太郎「だが、あの言葉の本当の意味は、違う」
873: ◆Oe72InN3/k
2012/11/02(金) 00:19:14.82 ID:X/71y8+d0
奉太郎「ああ、そうそう」
奉太郎「結局、お前はあの時ペンを回せなかったな」
える「それもしっかりと、覚えていますよ」
874: ◆Oe72InN3/k
2012/11/02(金) 00:20:26.47 ID:X/71y8+d0
奉太郎「まあ、結構」
える「折木さんを騙すのには、苦労しそうですね……」
奉太郎「……逆を言えば、千反田に騙されるのは苦労しそうだ」
875: ◆Oe72InN3/k
2012/11/02(金) 00:21:29.52 ID:X/71y8+d0
える「でもやはり、凄いと思いますよ」
奉太郎「それは俺も、千反田に感じている事だ」
その時、また一段と派手に花火があがった。
876: ◆Oe72InN3/k
2012/11/02(金) 00:24:08.05 ID:X/71y8+d0
奉太郎「ちょっといいか、千反田」
える「はい、どうぞ」
奉太郎「追いかけあっていた二人が、気付くにはどうすればいいと思う?」
877: ◆Oe72InN3/k
2012/11/02(金) 00:27:32.65 ID:X/71y8+d0
える「そうですね、それは……」
える「横を見れば、良いのでは無いでしょうか」
奉太郎「……一緒だ、それも俺と同じ考えだ」
878: ◆Oe72InN3/k
2012/11/02(金) 00:29:10.12 ID:X/71y8+d0
奉太郎「俺は、お前の事が」
える「ちょ、ちょっと待ってください、折木さん」
奉太郎「な、なんだ」
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