過去ログ - 極悪人「レイプしてやろうか?」  お嬢様「ええっ!?」
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29: ◆2Ru5HhxpIY[saga]
2012/10/23(火) 21:07:04.38 ID:2TuqYd1X0
>>27 これ以上新キャラは増やさないつもりです。ご迷惑おかけしました。
更新の件は、勉強の関係です。サーセン。


口に残る苦味。
今日の料理は前例にないほど、とても不味い。
当の本人は平然とその料理を並べ、ニコニコと笑っているから恐ろしい。

「・・・で、どうだ。今日はうまくできたと思うんだが」

自覚のない悪意ほど、憎いものはない。

「・・・・・・ああ、いいんじゃないか」

嫌々そう呟いたが、リリアンは気にもせずにただ満足気な笑みを浮かべているだけだ。
エウジェーニアは大丈夫だろうか?彼女の皿を横目から覗いてみた。
・・・彼女の皿は未だに黒い焦げた食材で7割程度埋まっている。
まるで刑罰、今までの悪事に当然の報いかのように起こった刑罰だ。

「ん・・・ぐゥ・・・」

エウジェーニアが喉元を潰されたかのような声を弱々しく放つ。
体が拒絶して受けつけないのを、無理やり飲み込んでいるのだろう。
その必死の努力に俺は心中で泣いていた。

(・・・これは肉・・・?黒すぎて何なのかわからん・・・)

本来ならば、肉をフォークで刺しても“サクッ”という擬音は出さないだろう。
この極限まで焦げた肉は違うのだ。
エウジェーニアも真っ黒に焦げた肉に取りかかっている最中で、苦虫を噛み潰すような顔をしながら一口かじる。

「・・・・・・」

その場に流れる気まずい沈黙。
リリアンは相変わらず、笑みを浮かべている・・・・・・。
食べ終わるまで、解放されることはなさそうだ。




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