過去ログ - 極悪人「レイプしてやろうか?」 お嬢様「ええっ!?」
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107
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以下名無しに変わりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/09/02(月) 11:32:32.52 ID:r9PP0koK0
俺童貞
108
:
◆2Ru5HhxpIY
[saga]
2013/09/06(金) 17:39:00.22 ID:dG577cnM0
鼓膜を突き破るような剣戟の音と怒号が響き渡る。
一度気を緩めれば死ぬ、そんな光景を目の当たりにしたエウジェーニアは息を殺すことも忘れ、その戦いを呆然と眺めていた。
「せやぁッ!」力強い気迫と共に、エッダが全身全霊を込めサーベルを振るう。しかし傭兵はいとも簡単にその一撃を剣で受け止め、流れるように剣を弾き返した。
サーベルがあらぬ方向へ弾かれ、エッダの身体はサーベルに引っ張られる様にしてバランスを失う。隙を見た傭兵が「ぅらあッ!」と咆哮し、剣を凄まじいスピードで突き出した。
縺れそうになった足を、力を振り絞り踏みとどまらせる。エッダは体制を立て直すと、鋭く素早い突きを直撃の瀬戸際で回避した。その瞬間、意外にも傭兵は「頂いたッ!」と喜びに喚く。
以下略
109
:
以下、新鯖からお送りいたします
[sage]
2013/09/06(金) 19:08:00.24 ID:4Fk+yovEo
極悪人「レイプしてやろうか?」お嬢様「えっ!?」
お嬢様「してくれるの!?」
以下略
110
:
以下、新鯖からお送りいたします
[sage]
2013/09/06(金) 21:33:23.99 ID:Y5Y8Y2z/O
すぐに謝ったことは評価しよう
111
:
◆2Ru5HhxpIY
[saga]
2013/09/14(土) 08:34:22.65 ID:MwQVbpm00
「何…?奴隷市場が襲撃に?」驚愕のヒヤリとした感覚がクライド達を蹂躙する様に駆け巡る。
彼がその悲報を聞いたのは暗殺を終え帰路の最中であった。たまたま耳の早い情報屋を見かけたので、挨拶してみればこれである。
奴隷ビジネスは様々な上流階級の人間が利用する、非合法でありながらも、安全が確立され儲けは良かった。悪人には願ったり叶ったりの職業であった。
ビジネスを潰しにかかろうものなら顧客の反感を買うのは必然といえた。背景に顧客の存在があることで、彼らの安全は保たれていたのである。
…一体誰が?駆け足気味の帰路の中、頭にツタが絡み付く様な焦燥に襲われながら、脇目もふらずに市場を目指す。
以下略
112
:
以下、新鯖からお送りいたします
[sage]
2013/09/14(土) 08:52:55.30 ID:7VA8/Zneo
乙
113
:
◆2Ru5HhxpIY
[saga]
2013/09/24(火) 12:26:26.98 ID:r+5haOHq0
空が白み、太陽は天高く上り始めていた。草花の様な植物が光を受けより一層青く映えている。
その頃、街の人々は突然の大臣の訃報を聞き、その場はひどく騒然としていた。明日はわが身か、隣人か。大臣が亡くなった事は誰も気に留めていないようであった。
国王の住まう宮殿では、名のある富豪や官僚が緊急招集され、彼の死を悼んだ。
その場の全員が、彼の死を悼むことはなかった。
大臣の次の座を勝ち取るのは誰になるのか、彼らはそれが気にかかり仕方が無かったのである。
以下略
114
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/09/24(火) 12:33:35.71 ID:XPJ+L9EeO
乙
115
:
◆2Ru5HhxpIY
[saga]
2013/10/13(日) 14:46:10.04 ID:2dQhI/4t0
「・・・!」クライド達は思わずその光景を見て絶句した。目の前に広がる光景はただただ鮮血の紅であった。奴隷達の死体に混じり、傭兵らしき甲冑を着込んだ男達の死体も見受けられる。
咽返る程の異様な悪臭を受けながら、惨劇を無言で物語る奴隷市場へクライド達は踏み込んだ。
突然の襲撃であったのだろう、まぐわいの最中背後から切り殺された死体や、カウンターの傍らに倒れ、ジョッキを持ったまま動かない死体もある。
奴隷達の曇りきって、今は何も映す事の無い瞳は絶望と全てに対する銷魂の念にまみれていた。一歩人生を踏み外せばクライドらもここで死体となっていたかもしれない。
そうした死体を見るたびに・・・エウジェーニアを見つける事が怖くなってゆく。無残な死体となった彼女に対面したらどうだろう?
以下略
116
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/10/13(日) 19:43:26.47 ID:2lRIjJZJO
きたか
117
:
◆2Ru5HhxpIY
[saga]
2013/10/23(水) 11:00:04.59 ID:MGp95Z5n0
扉の傍らへ立つと、少女の鼻を微かな悪臭がかすめた。
残飯を何週間もの間放置したかのような腐敗臭に思わずエウジェーニアは眉を歪ませる。ただでさえ酷い死臭が窓一つない廊下のせいで、余計に酷くなっていたのだ。
しかし行かなければならない。躊躇逡巡の間もなく少女は"魔界"へ踏み込んだ。
「う・・・っ・・・!」扉は、いわゆる浮き世と魔界を隔てる壁であった。部屋から一歩踏み出せば屍が彼方此方に転がる地獄絵図、正に屍山血河である。
死臭は更に強烈になる。嗅覚を持ち産まれたことを彼女は後悔するほどであった。決して針小棒大の表現ではなかった。
以下略
118
:
◆2Ru5HhxpIY
[saga]
2013/11/01(金) 23:09:38.61 ID:2grRcrB40
帰ったら色々なことをしたい。お酒を飲んでみたい。
きっと一杯飲むこともできずにベロンベロンに酔っちゃうんだろうけど。
帰ったらこんなこともしたい。お出かけして、またみんなで笑いたい。今度は御父様も連れて。
きっと楽しいはず。想像するだけで楽しい気分になる。
まだまだ挙げたらきりがない。退屈だと思っていた私の周り、今はこんなに楽しい事で溢れてる。
以下略
119
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/11/01(金) 23:53:53.75 ID:aypF9Uejo
きたか
120
:
◆2Ru5HhxpIY
[saga]
2013/11/02(土) 16:17:09.97 ID:0EXn862A0
「貴様たちがこうして帰って来た事、嬉しく思うぞ」時が少し経ち、隠れ家の一角である。
壁の蝋燭台の火がゆらゆらと揺れる中、アドルファーティ王の振る舞いは何処に居ても変わらぬものであった。
「私達が現れなかったらどうするおつもりで?」クライドが丁重に問いただす。アドルファーティ王は目を閉じ、小さく笑った。
「今朝、大国からの早馬が来た、大王様の玉簡を持ってな。内容は大臣推薦状、之の意味するところは一つしかあるまい」微笑を浮かべたまま王は語り終えると、赤黒いぶどう酒を一飲みする。
あまりにも出来すぎた出来事に思わず「初めからこれを狙っていたのか?」とリリアンが口を開き問う。敬語でないことを気にも留めず、アドルファーティ王は微笑を崩さずに頷いた。
以下略
121
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/11/02(土) 16:25:48.62 ID:734xsTM3o
すげー出世だな
122
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/11/02(土) 17:11:13.77 ID:zuZXY9Yvo
スレタイとの温度差がやばい
123
:
◆2Ru5HhxpIY
[saga]
2013/11/03(日) 17:10:01.14 ID:/NIgatob0
場所は密かに在り続ける隠れ家とは打って変わり、小さな町の賑やかな酒場である。
まだ小夜を少し過ぎた刻で、酒場は今一番の盛り上がりを見せていた。
昼は農作業に精を出した男手が、酔いが深まる度に金を次々と注ぎ込む。この辺りはそんな人間で溢れていた。
そのお陰もあってか、この酒場は不況知らずであった。不況ゆえに酒を飲む事もある。
クライドはこの酒場に馴染みがある。リリアンは酒場に足を運ぶことが皆無で、クライドに連れられた日以来、聞くことの無かった騒がしい喧騒を懐かしんでいた。
以下略
124
:
◆2Ru5HhxpIY
[saga]
2013/11/10(日) 21:17:53.63 ID:uJJ4XbYX0
これで終わりです
ちょっとリアルで忙しく終了宣言できませんでした。
最初から見返してみると、設定立てないで書くと本当グシャグシャになるなっていうのがよく分かりました。
初めの方ではエウジェーニアは死ぬほうがいいなーと思ってたんですが、急に方向転換したあまり、辻褄が合わないとことかあったりします。
以下略
125
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/11/10(日) 21:23:39.45 ID:wIwSYCnGo
あ、終わったんか
乙
いつも楽しみにしてた
126
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/11/10(日) 21:55:53.05 ID:Rj0DcmANo
乙乙
面白かったですぞb
127
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/11/10(日) 23:57:49.21 ID:v9BA1URKo
乙
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