過去ログ - 極悪人「レイプしてやろうか?」  お嬢様「ええっ!?」
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45: ◆2Ru5HhxpIY[saga]
2012/12/17(月) 14:15:39.02 ID:bgB6RRMB0
灰色の雨天の空は更に暗く染まりつつある。
太陽が沈みつつあるのだろう。

(死体を始末しなければ)

誰も手をつけない人形のように奇怪な体勢で絶命したベレンガリアを抱え上げる。
彼女の体型が幸いしてか、女の私でも、どうにか持ち上げることができた。

「・・・っしょ・・・」

大雨が降り続ける外へ、彼女を放り投げる。
グシャリと、水浸しの地面に叩きつけられ、無残にも彼女の美白は泥にまみれる。
そこからベレンガリアを隠れ家の裏手まで引きずり、大人一人程度の大きさの穴に捨てた。
元々死体置き場として掘り進めていたのだろう、早速役に立ったわけだ。
雑ではあるが泥をかけ、死体を隠蔽する。
その後、室内の血だまりを痕跡が残らぬよう入念に拭き取った。

「終わったか」

地下倉庫にいるクライド達に声をかけると、ゆっくり戸を開けてクライドが顔を出した。
エウジェーニアはまだ眠っている。

「殺したのか?」

クライドは私の目を見て言う。
確認とも、“殺した”ことを責めるともとれない声音だった。

「ああ」

私は生返事を返すと、雨でぐっしょりと濡れた衣服を脱ぎ捨てる。
水の滴る肢体があらわになった。

「・・・そいつ、名前は?」

「ベレンガリア」

その名前を聞くやいなや、クライドの表情が複雑なものへ変わる。
恐らくアドルファーティ王の側近なのだろう。
側近を私が殺したとあっては、計画の進行に触るのだろう。

「殺しちまったか・・・」

「ああ、顔を確認したいなら家の裏手に埋めてあるから見にいけばいい」

「そうさせてもらおう」

クライドは単身、豪雨の外へ消えていった。





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