過去ログ - アイドルマスター短篇集
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10:purekyouju ◆LLlqMaS2Hg[saga]
2012/10/06(土) 16:46:35.58 ID:Kgv8/ija0

 夜が明かりをひとつひとつと消して周る頃に、二人で酒を飲むことにした。

余り多くは飲めません、強くはないものでと頬を朱に染めながら、
茶色の液体を彼女特有の綺羅とした唇で飲んでいた。
以下略



11:purekyouju ◆LLlqMaS2Hg[saga]
2012/10/06(土) 16:52:07.10 ID:Kgv8/ija0

 公共の場でいかがわしい行為をする訳にもいかないので
もう少ししたら出よう、それから家に帰ろうと考えた。

もちろんその間も彼女の魅力的な部分に視線をやっていたのだが、どうやら気づかれていたらしい。


12:purekyouju ◆LLlqMaS2Hg[saga]
2012/10/06(土) 16:57:29.99 ID:Kgv8/ija0

 「目が釘付けですよ」
 
 「はあ、すみません。何と言えば良いのか……」
 
以下略



13:purekyouju ◆LLlqMaS2Hg[saga]
2012/10/06(土) 17:01:20.57 ID:Kgv8/ija0

 「お家、連れて行ってくれませんか」

 そう言って上目遣いで訊いてくる彼女は、何とも形容が難しい。

以下略



14:purekyouju ◆LLlqMaS2Hg[saga]
2012/10/06(土) 17:07:03.48 ID:qUBVrddE0

 良く考えるとまだお互い三杯ほどしか飲んでいない。

不完全燃焼で煙たくなりそうだ。

以下略



15:purekyouju ◆LLlqMaS2Hg[saga]
2012/10/06(土) 17:11:51.78 ID:5ZCC2SKJ0

――

 鍵を開けて部屋に招き入れたことは覚えている。

以下略



16:purekyouju ◆LLlqMaS2Hg[saga]
2012/10/06(土) 17:15:49.86 ID:Q1fq8ipO0

――

 私の躰には男の人を惹きつける何かがあるようだ、
と気がつき始めたのは、生まれてから比較的年数を経てからのことでした。
以下略



17:purekyouju ◆LLlqMaS2Hg[saga]
2012/10/06(土) 17:19:19.51 ID:Q1fq8ipO0

 次第に盛り上がる胸も助長してそれは酷くなる一方でした。

私は、さながら誘蛾灯のようでした。

以下略



18:purekyouju ◆LLlqMaS2Hg[saga]
2012/10/06(土) 17:24:21.00 ID:RtrSvE3H0

 それならいっそのこと、誘蛾灯の光を利用してやろうと考えます。

それはアイドルという仕事でした。

以下略



19:purekyouju ◆LLlqMaS2Hg[saga]
2012/10/06(土) 17:30:09.75 ID:St5Wg8YC0

 しかし、いくら軽くなっても翼がなくては飛べません。

よしんば翼があっても、精神の軽さと引き換えに得た足の軛がそれをゆるさなかったことでしょう。

以下略



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