29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/24(水) 21:49:30.33 ID:9tUiEL+00
女「ねぇ、重くない?」
重圧が半端ないです
男「重くないよ。むしろ軽い」
女「ごめんね、迷惑かけちゃって」
男「今更すぎるだろ。どれだけ一緒に過ごして来たと思ってんだよ」
女「あはは、そうだよね」
男「…………」
女「ねぇ。男は辛くないの?」
男「……別に」
女「私は嫌だよ。この街には来たくなかった……」
男「過ぎた事だ。それに女が気にすることじゃない」
少し強めの口調で言い切る
男「きっと俺が弱かったのがいけなかったんだと思う。実際はどうだったのか思い出せないけどな。お前も知らないんだろ?」
女はしばらく黙ったあとコクリと頷いた
男「なら考えるだけ無駄だ。それなら考えなけりゃいいだけだろ?」
女「……うん。そうだね」
男「それにーー」
女友「おーい! チケット買って来たよー!」
男「うわ!? あ、あー……ありがと。女ももう降りれるだろ?」
そう言って応えも聞かず半ば強制的に女を降ろす
少し残念そうな目で見られているのをヒシヒシと感じるがスルーする
女友「あれ? もういいの〜?」
男「ニヤニヤしてんじゃねーよ!」
女「大丈夫。家に帰ったらまたおんぶして貰うから!」
男「嫌だよ重いし」
女「おもっ!? さっきは軽いって言った!!」
男「お世辞だよバーカ!」
そう言い残してスタコラサッサと入口へーーー
女「こらー待てーー!!」
女も走って来た!! 元気じゃねーかお前!!
女友「ちょっと待ってよー!」
こうして俺たちは博物館へと入って行った
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