315:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 08:58:03.02 ID:9y4CCUH1o
ハーブティーを飲み、ほむらに向き直るまどか。
まどか「ほむらちゃん、私」
ほむら「あのお父さんを悲しませることになっても、まどかはそれでいいの?」
316:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 08:59:04.46 ID:9y4CCUH1o
まどか「それって、……それって、卑怯だよ」
不意に、ほむらを抱きしめるまどか。
まどか「ほむらちゃんを大切に想う人のことも考えて」
317:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:00:40.85 ID:9y4CCUH1o
ほむら「私ね、ある人に憧れて魔法少女になったの」
ほむら「病弱で、何の取り柄もなくて、そんな私の友達になってくれた子」
ほむら「その子は明日現れる魔女と戦って死んじゃって」
318:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:01:43.38 ID:9y4CCUH1o
ほむら「自分が魔女になることを知った彼女は、私が時を巻き戻す前に言ったの」
ほむら「『キュゥべえに騙される前のバカな私を助けてあげて』」
ほむら「今の私は、その約束を果たすために生きている」
319:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:02:48.65 ID:9y4CCUH1o
ほむらが立ち、髪をかき上げる。
ほむら「私たちがいなくなっても、あなたは立ち直れる」
ほむら「これまでのことは、夢だったと思えばいい」
320:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:08:32.20 ID:9y4CCUH1o
【キッチン】
ティーカップを載せた盆を片付けにきたまどか。
キッチンの電気はついていて、知久がスープを作っている。
321:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:09:32.24 ID:9y4CCUH1o
まどか「パパ。もしも、私が急にいなくなっちゃったら、どうする?」
知久「もちろん捜すよ」
まどか「それでも見つからなかったら?」
322:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:10:35.32 ID:9y4CCUH1o
まどか「あのね、友達のことなんだけど」
まどか「悪いことが起きてて、自分がいなくなればすべて丸く収まるって」
まどか「それを信じて、いなくなっちゃうかもしれないの」
323:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:11:37.20 ID:9y4CCUH1o
知久「間違っていると思うのなら、何度でもそう言ってあげればいい」
知久「逆に意固地になるかもしれないけど、それでも繰り返し繰り返し、言い続けるんだ」
知久「大事なのは、決して途中で見放さないこと」
324:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 09:12:52.84 ID:9y4CCUH1o
【港湾地区・鉄塔】
雨の中、魔法少女の姿になっているほむらが爆弾を設置している。
ほむらの頭上でビニール傘が雨を遮る。
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