401:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/16(日) 09:09:56.54 ID:VCxwOfoxo
知久「この話を聞いてから、パパは勇気というものに疑問を持つようになった」
知久「本人は体を張って何かをなすつもりだから、それは満足だろう」
知久「でも、本当に必要な勇気は、学生に爆弾を持たせることをやめさせることじゃないのかな」
402:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/16(日) 09:11:00.30 ID:VCxwOfoxo
知久「まどか……」
知久「よりによって、こんなときに」
頭をかく知久。
403:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/16(日) 09:11:45.69 ID:VCxwOfoxo
知久「そうか」
知久「一つだけ、忘れないでほしい」
知久「もしも、まどかの身に何かあったら、パパもそうだけどママはもっと悲しむよ」
404:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/16(日) 09:12:42.13 ID:VCxwOfoxo
【13:34/オフィス街】
さやかと杏子のコンビネーションで首の傷をさらに押し広げているが、二人に疲労の色が出はじめている。
まとわりつく使い魔への対処が遅れ、反撃を受ける二人。
マミも傷を負っているが、治療魔法を使う様子はない。
405:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/16(日) 09:13:37.41 ID:VCxwOfoxo
マミ「あなたの案は却下よ。うまくいったとしても、反撃を避ける手段がない」
マミ「一度ビルをぶつけられているあなたなら、盾が万能でないこともわかるはずよ」
マミ「決定的な瞬間に必殺技を撃つための力を温存している以上」
406:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/16(日) 09:14:56.00 ID:VCxwOfoxo
まどか「ほむらちゃんにはまだ、みんなを守る意志がある」
まどか「それさえあれば十分だよ」
まどかの足元にいつの間にかいるキュゥべえに気づくほむら。
407:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/16(日) 09:17:32.05 ID:VCxwOfoxo
マミ「鹿目さん」
マミ「彼女が嘘をついていなければ、あなたはワルプルギスの夜を上回る最悪の魔女になる」
マミ「あなたが魔法少女になるのは構わないけど、魔女になることは見過ごせない」
408:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/16(日) 09:18:19.65 ID:VCxwOfoxo
キュゥべえ「最高の素質を持つ君なら、どんな途方もない望みだろうと叶えられるだろう」
まどか「本当だね?」
キュゥべえ「さあ、鹿目まどか。君はその魂を代価にして何を願う?」
409:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/16(日) 09:19:22.85 ID:VCxwOfoxo
キュゥべえ「力……?いや、運命に干渉する祈り」
キュゥべえ「君が最高の魔法少女になるのも、運命だとしたら」
キュゥべえ「まさに君にふさわしい祈りだ」
410:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/16(日) 09:20:39.84 ID:VCxwOfoxo
次の矢を放つまどか。
空中で何本かに分裂した矢が、一本を除いて空中に静止する。
一本はワルプルギスの夜に向かっていき、接近したところで姿を変える。
ほむら「あれは……!なぜ、あの魔女が」
411:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/16(日) 09:21:26.95 ID:VCxwOfoxo
残る矢は一本。
ほむらの盾が、ガタガタと揺れる。
ほむら「……グリーフシード?」
480Res/285.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。