過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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119:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/17(水) 07:59:59.61 ID:FW+Jr7MZ0
含みを込めてそう言うと、
圭介はガラス張りの部屋の向こうに目をやった。

数日前のように、車椅子にマスク型ヘッドセットをつけた汀と、
前に横たえられた壮年男性の姿が見える。

マジックミラーのようになっていて、
向こう側からはこちらの様子を伺うことは出来ない。

汀はもぞもぞとヘッドセットを動かすと、
車椅子の背もたれに体を預け、脱力した。

『準備完了。これからダイブするよ』

壁のスピーカーから彼女の声が聞こえる。

圭介は、壁に取り付けられたミキサー機のような巨大な機械の前に腰を下ろすと、
そのマイクに向けて口を開いた。


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