過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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186:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/17(水) 20:12:15.69 ID:mpXVKIpT0
体を丸めて小さくなっている汀を一瞥して、彼女は高圧的に言った。

「あなたは仕事を請けるといいました。
でも、それ以上私と娘を辱めると言うなら……」

「別に辱めてはいませんよ。思ったことを口に出したまでです。
気に障ったのなら謝罪しましょう。そういう性格なので」

頭を下げずにそう言い、圭介は冷めた目のまま、微笑んでみせた。

「それに、レベル6を治療できるのは私達だけです。
私は、『だから』仕事を請けることを決めました。
あなたの個人的感情など、極めてどうでもいい」

切り捨てられ、秋山は呆然とその場に立ち尽くした。


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