過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 17:50:17.47 ID:Xp8Q5vyA0
「脳性麻痺の疑いもありませんし、植物状態になったわけでもありません。
ただ、『目が見えなくなった』だけで済んだという『事実』を、
私は貴女にお伝えしたまでです」

「…………」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 17:51:08.05 ID:Xp8Q5vyA0


散々喚き散らした女性を軽くあしらい、
診断室を追い出した青年は、息をついてカルテをベッドの上に放り投げた。

以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/10/16(火) 17:51:40.66 ID:rVSpX4hPo
あれ?どこかで一度読んだことがあるような気がするんだが気のせいか?


23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 17:51:48.17 ID:Xp8Q5vyA0
部屋の隅には車椅子が置かれ、
端の方にパラマウントベッドが設置されている。

上体を浮かせた感じで、そこに十三、四ほどの少女が目を閉じていた。

以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 17:53:33.05 ID:Xp8Q5vyA0
>>22
大分昔に投稿したことがあるかもしれません。
続きを書きましたので、この機会に一気に投稿しようと思いまして……。


25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/10/16(火) 17:54:07.10 ID:rVSpX4hPo
>>24
そかそか、その大昔に一度読んだことがあるよ!
続き含む投下がんがれ


26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 17:54:11.97 ID:Xp8Q5vyA0
「汀、もう寝る時間だろ」

「隣が煩かったから」

「悪かったよ。もう寝ろ」
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 17:56:34.03 ID:Xp8Q5vyA0
汀は、上手く体を動かすことができない。

下半身不随なのだ。

左腕も動かない。
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 17:57:21.60 ID:Xp8Q5vyA0
「本当? 嬉しい」

やつれた顔で汀は笑った。

それを見て、圭介はしばらく考えた後、発しかけた言葉を無理やりに飲み込んだ。
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 17:57:50.56 ID:Xp8Q5vyA0
「薬は飲んだか?」

「うん」

「無理して起きなくてもいいからな。目を覚ましたらブザーを鳴らせ」
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/16(火) 17:58:39.70 ID:Xp8Q5vyA0


その「患者」が現れたのは、それから三日後の午前中のことだった。

夏の暑い中だというのに長袖を着た、
以下略



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